soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

THE CRIMINAL TRIAL EDITION Ver1.0 / S.eS

サスペンス&ドラマ同人ノベルゲーム。プレイ時間は2時間半ほど。


オランダ料理店で働く青年・支倉海路の元に大学時代に付き合っていた森嶋葵から同窓会への誘いがやってきた。
大学卒業後に患った病気が気になったが、医者のすすめもあり同窓会へ出席。
久しぶりに会う旧友たちと話が弾む一日だったが、次の日の朝m仲の良かった男友達二人の姿が見えない。
一人は死体として発見され、もう一人は消息を絶ったあと連続快楽殺人犯・葬式屋として世間を騒がすことになる。


サスペンス風味のドラマとのこと。
引き付けるプロローグから抑揚のある展開でスイスイと進んでくのでダレルことなく最後まで読めました。
大学時代と現在との違いを意識しながらの葵との会話や事件が起きた後の展開など楽しくプレイできた。
微かに臭うメッセージ性も面白い。
ただ、地の文が地の分が小説風の三人称でノベルゲーとしては少し読みにくいところもある。
ちなみに、直接的なエロシーンは無いとのことですが、あきらかに○ったなというシーンはいくつか。
いやサスペンスにエロはつきものですよね。さりげなく今後も期待してみたり。ぼやかされた方が想像力が刺激されてエロく感じる(特に同人ゲーでは)のは少数派でしょうか?


プレイ環境は最低限欲しいものは揃ってる。
SEを使った演出などにおけるウェイトが長いのは少し気になるかな。
一番盛り上がるところでの文字ウェイトの多用も個人的好きじゃない。
文字読むしかやることないから、間が空くとつい他の事をはじめちゃうんですよね。ブラウザ開いたりとか。


うむ、面白かった。
事件がどういう風に転がっていくのか、キャラ達の関係はどう変わっていくのか気になるところです。期待!

indigo WEB最終体験版 / 半端マニアソフト


以前に紹介した同人ノベルゲーム体験版がver.アップ。おそらくコレがラスト?プレイ時間は3時間ほどと大きくボリュームアップ。


今ver.で全ての(?)メインキャラクターが出揃って本当のスタートラインを切りました。
ぶっ飛んだキャラに、勢いのあるセリフ。そして時折見せるカリスマ性あるシリアス系描写のセンス。限りなくロックなノベルです。
トビながら書いてるんじゃないかとすら思わせる高尾と海保のバカバカしいやりとりはまさに半端マニアソフトならではのテキスト。これを待っていた!
豚もとい西居の扱いの酷さもツボ。
現段階ではこの高尾と西居の二人がお気に入り。


前ver.は奇妙さがどこか狙った感じがしてサイケデリックプログレッシブな感じでしたが、今ver.では従来のテキストの勢いも取り戻してパンクになった。
完全に作風を確立してますな。
スタイリッシュかる軽快なシステムも改めて良いと思える。機能性とデザイン性をこれだけ兼ね備えたシステムデザインはなかなかお目にかかれない。
今ver.でグッと完成版への期待が高まりました。


癖が強いので万人向けではないですが、ハマッたら抜け出せない半端マニアソフトならではのゲームになりそうです。