滞りまくりのレポと久しぶりのフリゲレビュー
前回の更新から一ヶ月以上も間が開いてしまいました。
色々あってライブレポがサマソニで止まってしまってます。まだレポを書き上げてないライブのストック(?)が23まで貯まってしまってる状態です。
まだライブレポを再開できるまでしばらくかかりそうですし、あまりブログを放置しとくのもなんなので、昔に書き上げて未公開だったフリゲレビューをアップしようと思います。
フリゲレビューの更新は超久しぶり。最後のが2012年の5月なのでなんと1年半ぶりです!
いくつか残ってるレポのストックから作者さんのサイトに行くと軒並み閉鎖してる……悲しいことです。infoseekのページとかもある。
しかし検索したらvectorでまだ公開されてる作品多い。ビバ・Vector!!
ミノカワリ / 河童ボーナス (Vector)
「あの夏祭りで誰が死ぬ? 」「Monster」などの作者さんの一本道ノベルゲーム。プレイ時間は45分ほど。
金持ちな家庭に生まれながら体格のせいで虐められてる主人公と貧乏な友達の友情譚。
自分の代わりにイジメっ子を撃退してくれと小学生時代の友達に頼みに行く主人公。
彼は「自分が殺した家族」を埋めるのを手伝う交換条件として提示してきた……。
もはや十八番の貧乏ネタ。
この作者さんは、登場人物の心情描写が素晴らしいです。
派手な文章ではないんだけど、気づいたら物語のキャラと同調してる自分がいる。今回はそれが特に感じられました。
最後に明らかになるネタはすぐにわかってしまうものだけど、巧みな表現力でまったくダレることなく楽しめました。
おとなしい中にも、熱い勢いが感じられてグッときました。
短い時間で一気に遊べる良作。
今までの作品と比べるとシナリオ自体は弱い気もしますが、文章力は確実に上がってる。
良作を連発しながらなお成長するとは恐ろしい人だ。