soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

American Apathy/Dope

記念すべき最初の一般音楽CDのレビューはdopeの4th,American Apathyです。インダストリアル・メタルを聴く人なら大体知ってるんではないでしょうか?日本ではあまり有名ではないですが、本土ではかなり人気。オレは数曲聴いた事あっていいなと思ったことはあったけど、dopeのアルバムは初体験。

音はいうなら疾走系インダストリアル・メタル。マンソンがstatic-Xをカバーというのがオレが最初に思いついた表現。statc-Xのような攻撃的なリフと機械的なドラムを軸にしていますがキャッチーな部分が多くなんといっても攻撃的です。といっても勢いだけではなくヒップホップを混ぜたような①I'm backや⑪I wish I was the president、元音楽学校のギター講師であり、メタルの必殺フレーズを教えていたというvirus(gt.)の本領発揮なメタルフレーズ満載の⑩fuck the world、更にはそこらへんのポップに負けんばかりのキャッチーなサビの⑭people are peopleなど音の幅は広いです。それを可能にしてるのがVo.。かなりうまい。シャウトは迫力あるし、美メロもキレイな声で歌いこなしてます。声質はマンソンが似てるっちゃあ似てるけどドロドロした歌い方でなく、リズムのあるフレーズを歌うからあまりそうは感じないかも。アレンジも絶品でインダストリアルを軸にしながらいろんな要素を取り込んでる。音ネタの使い方も巧くて①i'm back演説直後の「Go home and die」とか⑤bastardの「prrrrr,hello?」「It's me motherfuXXer!」とかもう最高。それに加えキャッチーなフレーズも忘れない、かなり完成度の高いアルバムですよ。特にお気に入りはさっきもあげたギターがカッコイイ⑩と攻撃的なギターリフ、ラップのような早口のヴォーカルライン、つい頭を振ってしまうドラムと完璧な②survive。

このアルバムはマジでツボにきました。もう少しぐらいキラーチューンが多い方が良かったかなって所もあるけど、かなり満足。この手のサウンドが好きな人にはたまらんと思いますよ。日本盤だと9曲ボートラ(過去曲の再録やリミックス)がついてて、しかもハズレ曲無し。本編並み、曲によっては本編より良いです。更にDVD付き(日本でのライブから3曲の短くした映像にCDの音をあわせたのとプロモが3つetc)という豪華仕様!これで2500円!
ライブもカッコイイなぁ。皆さんギター低い。vo.は客を引き付けるパフォですな。

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ドープ

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