soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

see you on the other side/korn

キリスト教に目覚たギターのヘッドが脱退してから1作目となる重要作。予測通り賛否両論がとびかっております。ジャケコワイ。CCCDらしいけど自分はいまだCDプレーヤーを現役で使ってるので問題なし。
1st,2ndのように攻撃的ではなく、アンタッチャブルのドロドロした暗さに近い。
ただ暗いだけでなくリズム、メロディがどことなく80'sダンス、ニューウェーブっぽい所があり新しいことに挑戦してるのがうかがえる。
①はマンソンっぽいダンサブルな曲。ドラムがインダストリアル風でいままでにはなかったノリ。Music,Doの掛け合いがカッコイイ。②〜④とヘビーかつ80'sを感じる曲が並ぶ。どれもサビが覚えやすくて良い。④の間奏のベースは必聴。⑤のサビの「アー♪」の声の上がり方は過去にあまり聴かなかった歌い方。リズムが変態っぽくて良い。⑦は曲名がLOVE SONGのくせにいきなりmotherfuckers,bleeding,son of a bitchって歌ってるのがkornらしい。ドロドロしてて良いねぇ。ラストサビ前はアンタッチャブルっぽいけど同じようなフレーズでも確実に進化してるのがわかる。⑨はクラップなんか入ってて、サビも皆で合唱しそうな感じ。イントロがカッコイイ⑩はアルバムの中ではデス声率が多い。これもサビがキャッチーで一緒に歌いたくなる。⑪では久しぶりにジョナがスキャットを披露。うーん、カッコイイ。ラスト(ボートラ除く)⑭はkornのくせに(?)壮大に締め。暗い所にどんどん落ちている気分になれる。
いままでkornの遅い曲はあまり好きじゃなかったけどこのアルバムの遅い曲は良いのが多い。アルバムの流れが激しい→おとなしい→激しい→おとなしいなのでダレないのもよし。最初はおとなしい所でだれてたけど聴くうちに良さがにじみ出てきた。スルメ率高い。
感情を爆発させるジョナサンも、もはや超低音三味線と言っていいぐらいバキバキなってたベースも無いけどいままでと違ったkornを味わえます。といってもkornらしさはでまくってるんだけどね。1st,2nd以外のkornは嫌いって人はまた落胆するかもしれない。自分は3rdを一番に挙げる人間なんで……。ジワジワ良さが出てくるので一回だけじゃなくて何回も聴くべし。なぜか何回もリピートしちゃうアルバムです。


シー・ユー・オン・ジ・アザー・サイド(期間限定)(CCCD)
B000BJS8PYコーン

東芝EMI 2005-12-05
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools