soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Discovery/Daft punk

たまたまタイムリーにサマソニ出演が決定しているダフトパンクの一番人気の2ndalbum。フランス産のディスコテクノ・ユニット。懐かしいディスコの音色なのにまったく古臭さを感じさせない名盤。1stがリズム重視だったのに対し近作はメロディ満載でテクノを聴かない人でも聞けるポップアルバム。そのわりにはアルバム全体に流れがありコンセプトアルバムかと思わせる部分も。


まずは誰もが一度は耳にしたことであろう名曲①One more time。ひたすら幸せな気分になれるハッピーチューン。エフェクトかけまくったソウルフルな歌声と古臭いトラックが合わさってハンパ無い破壊力に。俺は泣けるとかではなくあまりのハッピー&名曲さに自然と涙が出たことがあります。
このアルバムは①だけ良いと言われているのをよく目にしますが、俺はむしろそれ以降が好き。(①を聴きすぎたってのもあるかも)気持ち良いバスドラとベースに自然と体が動く②。③は落ち着いたポップソング。3分以降の展開はヤバイ。ラストまで続くシンセソロがかっこよすぎる。④はヴォコーダボイスが印象的なリズムファンキーな曲。ヴォーカルが単語単語で歌っていたのが次第につながっていってメロディになるのが良い。名曲のオーラをだしてるのは①だけど俺はこの曲と③⑭がアルバムで一番好き。
⑤はバカっぽいアゲアゲな(死語)曲。テンション⑥はインタルード的な曲。あんまり好きじゃない。いままでに比べて落ち着いた感じの⑦⑧はリズム重視の曲。自然に体が揺れる。
⑨⑩⑪はゆったりした曲が続く。アルバム通して聴くと悪くないけど、曲単体としては好きじゃない。⑫はショートサーキットの名前どおりファミコンレーシングゲームのような曲。あまり好きな曲じゃないんだけど、聴くときの気分によってはかなりノレたりする。前の曲が大人しいからなぁ。
ボーカル曲⑬はメロディは好きだけどアレンジが好みじゃない。ラスト⑭は9分の長曲。ジワジワと盛り上げていく構成、グルーブ感抜群のベース、グッと来るメロディ。最高。


前半は文句無し。後半はゆったりしすぎであまり好みじゃないんですがその分⑭のジワジワとした盛り上がりが余計良く感じる。まぁ⑭がなかったらCD全体は好きになれなかっただろうな。
①を目当てに買って他の曲がっぱと来ずに押入れにしまってしまった人は一度引き出してきて③④⑭を聴いてみてください。久しぶりに聴くと思わぬ良さに気づくかも。自分はそうだった。

DiscoveryDiscovery
Daft Punk

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