soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

紅刻の唄 第零話&第壱話/Atelier of Chiharu ※18禁

続きモノのノベルゲーム。第零話&第壱話を同時にレビューします。0話は一般向けですが1話は18禁となっております。どちらも選択肢無し。プレイ時間は0話が4時間ほど、1話が6時間ほど。


システムはオーソドックスなノベルゲームのモノで大方不満無し。唯一あるとすれば個人的ですが文章表示をノーウェイトに出来ない事。
グラフィックはかなりレベルが高い。パッと見フリーゲームとは思えないレベルです。立ち絵の枚数もそれなり。連載モノですが話ごとに同じキャラでも立ち絵が違うという細かさも。イラスト面はフリーゲームではトップレベルです。
背景は写真を加工したモノですが、加工ミスと思われる背景が目立ちました。たぶん意図的では無いと思うんだけど。
音楽は曲自体は悪くありませんが、暗い曲が大半で気分的に滅入る点も。ゲームの雰囲気に合っているとも言えますが場面が切り替わっても同じBGMが使われ続ける事が多いので単調に感じる。


ストーリー全体のキーワードは伝奇と百合。能力を持った主人公が異形のモノを倒すという伝奇モノの王道パターン。
0話は設定紹介や事件の始まりであるプロローグ部分にあたり、1話から本筋スタートといった感じです。
話自体はおもしろいのですが、いかせん文章が読みにくい。漢字の使用量が多く、言い回しが少し捻くれているのですんなりと頭に入ってくるタイプの文章では無いです。難しい言い回しが多い割には肝心の設定解説がイマイチな所があり、1話の肝となるヒロインやそのライバルの行動理念が説明されるのはプロローグにあたる0話というより0話ラストの次回予告だけだった気が。
こういった文章なうえ、ギャグがほとんど無いので読むの疲れることも。展開が遅く1話の最初はかなり退屈に感じました。逆に展開が出てくると面白くなってきます。1話の終盤は熱中して読んでいました。


グラフィックは綺麗だし話自体は面白いのに、文章の書き方良くない事や展開の遅さやBGMの使い方で話への引き込みが弱いのが残念です。
先をプレイしたくなるゲームなのですが1話公開の時点で開発凍結中。う〜ん、残念。開発再開すれば嬉しいのですが…望みは薄いかな?


↓ネタバレ↓


・1話:あれだけ展開させといて2人が出会ってもヤルだけで終わりってどうなのよ?読者的にはまったく付いていけない世界なわけですが…。



いつも異常に読みにくい文章になってしまった…。