soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Plumage Cafe1話〜3話 & 鳥鳴きの森

Plumage Cafe1話〜3話 / べろシティ

ノベルゲーム。1話〜3話まではフリー公開。4,5話はシェア。各話は独立した話になっています。絵師も違う。プレイ時間は1話で45分ほど。


原因はわからないのですが右クリメニューが表示されなくなる事が何度かありました。こうなるとセーブが出来なくなるので短編じゃなかったらきつかった。
文字速度は最速にしてもあまり早くならず、ノーウエイト好きの自分はちょっとやりにくかった。
絵は前述通り、各話によって違います。1話はあまりうまくない。2話はそれなり。3話は個人的に好きなタイプの絵柄。
BGMにいい曲が揃っており特に感動的なシーンで流れる曲が良い。


Plumage Cafeというごく普通の喫茶店を舞台にした短編集。喫茶店を舞台がコンセプトながら、喫茶店は大きく関係してこないのがおもしろい。


1話は喫茶店で久しぶりに会った二人の幼馴染が過去を思い出す話。
イジメが痛々しい。悪の組織が動くような話よりこういった現実に起こりうるイジメの方が怖いのかもしれん。
後味が良い話です。


2話はバンドが喫茶店でもめる話。
バンド経験者としてこのやり取りは生々しく感じました。
主人公の考えが自分と真反対なのでプレイしていてあまり気持ちよくは無かったかな。それを抜きにしても1話、3話に比べると満足度は微妙。でもこういった話をノベルゲームでする事自体は面白い。
製作者さんは音楽語らせたら止まらなくなるタイプだな、絶対。


3話は喫茶店で義妹になる女の子と仲良くなろうとする話。
この話が一番ヒット。とにかくゆめがカワイイ。
絵的にも、キャラ的にもツボです。コロコロ変わるキャラ絵の一枚一枚がカワイイ。
話自体も一番好き。前半はコアなギャグが続きながらも、後半は感動的。二人の距離が縮まったシーンではおもわず泣きそうになりました。良い話や。


全話に言える事は
・短編らしい小さな出来事を面白く描いてる
・喫茶店を前に出さないながらも喫茶店での物語りになっている
・物語の締め方が上手い
といった事。
楽しめました。1話づつでも楽しめ、プレイ時間も短いので短編をやりたい方にオススメ。
夏コミで4,5話が販売されたのですが、自分がコレをプレイしたのが夏コミ後なんで未チェックでした。非常に後悔しております。勘に任せて、突撃しとけばよかったかも・・・。

鳥鳴きの森 / Creative Creators

ホラーノベルゲーム体験版。プレイ時間は1時間半ほど。


文字速度が変えられない、マウスホイールでバックログが表示出来ないなどプレイ環境はあまりよくありません。
絵は平均レベル。高校生には見えない気もしますが。
BGMはうまく恐怖心を煽ってくれます。


あらすじは亡くなった祖父の山奥に在る家に、高校の友達といく事に。
そこで起こる不思議な現象の数々。
祖父はカルト関係の研究をしていたようで、この家がある山は祖父が研究していた事と関係があるらしい。・・・というもの
体験版範囲では、森で起こる不思議な現象と家で見つかる祖父の研究の跡の繋がりがあまり見えてこず、イマイチ盛り上がりません。今後、現象と研究跡が絡んできたら面白くなるか。現段階では館での伝奇モノにありがちなイベントしか起こってないのでこの物語独自の「何か」は見えてきません。
高校生にしては完璧すぎるキャラが一人いるのに違和感が。特にラストで他のキャラは気味悪がって帰ろうとしているのに、残って謎を解決しようとする動機がよくわからない。


最後までプレイする気にはなりましたが、現段階では普通レベルの館での伝奇モノといった感じ。体験版ではあまり展開がないので、まだ面白くなるかわかりません。