soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

女神の涙TRUE 序編 / アルファナッツ

アルファナッツさんのRPG、女神の涙セルフリメイク体験版。プレイ時間は7時間半ほど。ラストでひたすらコンテニューしていたので順調にクリアできたら6時間ほどで終わっていたかも。
■あらすじ■ 
帝都の夜は、眠らない。
重く圧し掛かる闇の中を、鋭く駆け抜ける者達がいる。
彼らは気高く、曲らない信念を持ち、高みを目指す。
夢か野望か……紙一重の、或いは同義の想いを滾らせる。
そしてここにまた、若い想いが一つ……

勝気な駆け出しシティシーフのセイル。
彼は、幼馴染のシーナと共に熱烈に売り出し中。
しかし熱い想いとは裏腹に、冴えない日々を送っていた。
そんな日々の中で舞い込んだ一つの依頼。
それは、二人を大きな渦の中へ。
巻き込まれたのか、自ら飛び込んだのか?
いずれにせよ、帝都の闇は深さを増して行く……
(↑HPより転載)


基本は原作を沿いながらもグラフィック、システムなどあらゆる面でパワーアップ。
原作同様シナリオを選択しながら進んでいく方式。
戦闘も原作と同じ1vs1のカードバトル方式。といっても遊戯王みたいのじゃありませんよ。HPのスクショを見れば大体どんなのかわかると思います。やるのが一番早いですがね。
テンポが良く、戦略もあって楽しい。力の入ったドット絵が所狭しと動き回るので見た目も良いです。女神の涙シリーズの戦闘システムはフリーのRPGで一番好きな戦闘システムの一つです。
ボス戦は難易度が高い。特に最後の2連ボスはキツかった。何回も再チャレンジしましたよ。ちょっと難しすぎる気も。
その他、街中のシステムにも独自のモノが多くあり、どれも良い具合に機能しています。ただしダッシュがゲージ式になってるのはあまり好きじゃなかった。ゲージがなくなってもダッシュできなくなるわけでなく、戦闘が不利になるだけなんで走れなくてイライラする事は無いようになっていますが、やはり好き勝手にダッシュできないのは無駄な制約の気がします。
絵はもはやおなじみとなった辺境紳士さん。(スタッフ明記は違うけど同じ人のはず。別名義?)
あいかわらず淡く、美しい絵。大好きです。この人の書くツリ目キャラは良いなぁ。
コロコロ変わる顔グラやRPGなのに一枚絵が多いなど絵の枚数も満足。
音楽も良曲多し。和める音楽が満載。


序編範囲のストーリーは原作と大きく違う所は無いと思います。本編がどうなるかは分かりません。
ギャグ面もシリアス面も面白い。独自の世界観や意外な展開で魅せるタイプではなく、堅実ながらも面白いタイプです。どこか抜けているセイルとシーナの掛け合いは見ていて和む。
女キャラは、幼馴染、天然、ミステリアス、ロリなどさりげなく色々揃ってる。
何作も作っているのでアルファナッツさん独自の色が出来上がってます。


かなりマンセー気味のレビューになりましたがホントに文句の付けようが無い。気になったのはダッシュとボス戦と雑魚戦の難易度さがでかすぎるくらいか?RPGが嫌いって人で無いかぎり楽しめると思います。
普段ノベルばかりやっている人も絵が良いので入りやすいし、戦闘が従来のRPGのようにコマンドを選択していくモノではないので楽しめるのでは?