soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C70その11 Floating Point / I.N.T

BMS周辺の人々で構成された新しいサークル「Floating Point」の処女作。Yuji.Mさん、maklowさん、SHIKIさん、HaLさんのなかなか豪華なメンバー+主催の700/1300氏。懐かしいDevelopers Music Labelに居た人ですね。
どうやらNOT TRANCEをテーマに活動していくそうです。NOT TRANCEはいわゆる同人トランスみたいな解釈でいいのかな。まぁ、言いたい事は大体わかります。


曲はジャケットのように水色を思わせるような透明感のあるトランスが多い。いかにも(NOT)トランスなフレーズが満載です。
良曲を作っているのはYuji.Mさん。①の宇宙空間を思わせるシンセが気持ち良いです。本CDベスト曲。他の氏の曲も哀愁あふれていて良い。でもYuji.Mさんといえばテクノというイメージが強いんでテクノも聴きたいと思ってしまうな。
HaLさんによる和+トランスの⑧も良い。個人的にはこの曲が一番NOT TRANCEしている気がする。
SHIKIさんはいつもの曲調。SEPIAあたりが好きな人は気に入ると思います。


総じて高レベルです。安心して聴ける。何かの作業中のBGMに最適。
しかしコレといって印象に残る曲がないのも事実。流すように聴いてしまうから気付いたらCDが終わっている事も。
それでも500円でこの質なら満足です。

NOT TRANCEをするにはこれほどふさわしいメンツはいないんじゃないだろうか。NOT TRANCEだからって、けなしてるわけじゃありませんよ?NOT TRANCEである事自体はまったく悪いことじゃない。良いモンは良い。