soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C70その12 SOUND HOLIC MEETS TOHO 〜東方的幻想四撃蹴〜 & SOUND HOLIC MEETS TOHO 〜東方的幻奏小曲集〜 / SOUND HOLIC

SOUND HOLIC MEETS TOHO 〜東方的幻想四撃蹴〜 / SOUND HOLIC

東方トランスアレンジ。


曲のクオリティはかなり高い。音も作りこんであって本格派の匂いがします。
しかしトランス+東方ってのは今やまったく意外性が無いので新鮮さは感じられない。似たようなのばかりで飽きてきてるのでそこまでビビッとくる事はなかったかな。
まぁ、数ある東方トランスアレンジの中では、ズバ抜けて完成度が高かった。
作業のBGMとして聴ける。低音がしっかりしてるので体が自然に動きます。


お気に入り曲は中盤から入ってくるベースとラストの「妖々夢」のフレーズが入ってくる瞬間が気持ち良い①。ジワジワ盛り上げていく④。動きまくりのベースが気持ち良い⑥。
ボーカル曲が2曲収録されてます。まさに東方+トランス+ボーカルって感じで意外性は無かったなぁ。悪くは無いけど。



SOUND HOLIC MEETS TOHO 〜東方的幻奏小曲集〜 / SOUND HOLIC
東方オーケストラ・ジャズアレンジ。オーケストラアレンジが前半の6曲、ジャズアレンジが後半の5曲。上のCDよりこっちのほうが好きです。


こちらも恐ろしく完成度が高い。
オーケストラサイドはまるで生演奏を聴いているかのような錯覚を覚えるほどダイナミック。
①の幻想の世界にいざなうかのようなイントロトラックで始まり、幻想郷を飛び回るかのごとく力強い②に繋がります。
③は「U.N.〜」アレンジで静と動がくっきりしていて良い。④は行進曲のような力強いアレンジ。前半のバイオリンがカッコイイ。
オーケストラはとにかく壮大で力強いです。同人でこれだけの迫力をだしているCDはそうないんじゃないでしょうか。


ジャズサイドはHPによると生演奏らしいです。全パートが生なのか?ライナーには何も書かれていませんでした。
前半の力強さとうって変わり、大人っぽいお洒落なアレンジが続きます。かなり本格的な音。クラブでジャズバンドを前にしているような気分になれます。
⑦はジャズサイドで一番アップテンポな曲。サックスの音が気持ち良い。いかにもジャズなメロディのアレンジの仕方が最高。ドラムソロもカッコイイです。他のパートも良い仕事をしており文句無し。CDで一番好きな曲です。⑧〜⑪はまったりとした曲。ノーマルパート、ソロと満足な出来。渋いです。
欲を言えば最後ぐらいもう少しガツンとくる曲が欲しかったな。⑪は4曲のなかでも一番まったりしてる。


本当に同人か?と思うほどクオリティが高いです。捨て曲も無く、オススメできるCDです。
東方アレンジの中ではかなり上位に位置するかもしれない。