soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C70その19 Up to Death & reprocessing / PHOENIX Project vs SEPIA-SIS

Up to Death / PHOENIX Project vs SEPIA-SIS

PHOENIX Project vs SEPIA-SISのUDシリーズ第5弾。今回は東方アレンジ。


ロック、テクノ、トランスと様々なジャンルのアレンジが収録されています。いつものUDらしく激しめの曲が多い。
SEPIA-SISのJOYH-TVさんは4分打ちの曲が多め。レコード風のノイズがかかった音によるテクノが目立ちます。
PHOENIX Projectのゆうさんはロック、ドラムンなどの疾走感のある曲が多め。


東方で激しいアレンジってのはよくあるパターンだから意外性はないけど、全体的に質が高いです。攻撃的な雰囲気が漂うのが良い。
けど、このサークルはエロゲーの曲を激しくするアンマッチさが好きなんでほかのUDシリーズに比べると印象薄いかな。
それでも数ある東方アレンジの中でもオススメできるCDだと思います。全曲が平均以上の出来で捨て曲無し。
一番のお気に入りは後半の音の重なり具合がカッコイイ⑤。

reprocessing / PHOENIX Project vs SEPIA-SIS

アレンジCDであるUDシリーズを自分達でさらにリミックスするという面白いCD。


アレンジでなくリミックスという事で、フレーズ反復の多いテクノ・ハウスが中心。Trance ShiftからのゲストLixさんはトランスリミックスを2曲。
どれもノレるダンストラックです。なかなか良い。テクノ・ハウス好きなら、原曲(アレンジ元もアレンジ曲も)を知らなくても楽しめると思います。オススメCD。


曲が繋がっている⑦〜⑨の流れは素晴らしい。特に⑧のメインフレーズが入ってきた瞬間の開放感が最高。派手さは無いものの②〜⑥のストイックなテクノ群も良い。⑩はヘンテコな声ネタが飛び交うミニマルで聴いてると脳が侵されるようで中毒になる。一番好きな曲です。


リズム重視の音楽音楽が好きな人なら楽しめるCDだと思います。逆にメロディが欲しい人にはきついかも。