soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

古本屋「こほにゃ」WEB配布版 / VALLEL

一本道ノベルゲーム。プレイ時間は1時間15分ぐらい。
シェアとして販売されているCDメディア版を短くしたものだと思います。


システム面は、デフォの少し遅い文字表示スピードから変更できないのが気になりました。クリックのテンポが掴みにくい。


本と話せる猫耳っ娘が店長代理を勤める古本屋「こほにゃ」での出来事を描いた短編を5話収録。
各話の基本的な流れは人生に迷ってる人が古本屋に来る→古本で解決ってな感じです。
設定は面白いし、ちょっと変わった文体によるほんわかした雰囲気は悪くない。
しかし、一話が短いのでパパっと終わってしまうところがあり、物足りなさが残るのは否めない。
狙ってコンパクトにまとめてるんだろうけど、もう少し起承転結のある話のほうが良かったんじゃないかなぁと思います。
「店長」にスポットが当たるラスト3話も、急に核心に直行した感じがしました。


愛らしい笑顔が似合うヒロイン兼主人公の猫耳っ娘・真琴は可愛かった。
真琴のみフルボイスで声もなかなか萌える。フリゲらしかぬ素人臭さのない演技でよかったです。


ネタは良いけど、短くまとめすぎて煮え切らなかったってな印象です。
雰囲気で楽しめる人なら結構気に入るかも。
逆にじっくりしたストーリーが欲しい人には物足りないか?
VALLEL