soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

The Trial / DyingLife

鬱系ゴア/ドゥームでゴーイングマイウェイなDyingLifeさんの新作。
8曲入りを予定が諸事項により6曲入りになったとのこと。


前作Sunn O)))の空気をより音楽的に表現することを試みたような世界観中心の作風でしたが、今作は普通にブルータルなパートもあり「曲」として聴きやすくなってる。(あくまでも前作に比べてですよ)
「The trial」のタイトルが示す通り、DyingLifeさんの本筋から少し逸れてみた感じじゃないでしょうか。
重いリフはドゥーム/デスよりヘビィロック/スラッジコアに近いとも言える。
ボーカルは相変わらずゲロ声のデスボイスで吼えまくり、
ドラムは打ち込み臭しまくり。この曲調だと少しキツイか。スネアの連打とかが気になる。
音質は泥臭い。音質への評価は人によって分かれるでしょうね。


②激と美のミックスが上手い11分越えの大曲。前作の延長線上の音ですがギターリフが直接的な暴力性になっている。
③おもわず「え?」と思ってしまうほどリフがキャッチー。良いリフがたんまり。5:24とかで右から聴こえる「ブオンッ!」ってのが好き。単純にノレるのが好きな自分はもちろんこの曲がベスト。
④直球ゴアグラインド。何度も繰り返される「ワッショイ!ワッショイ!♪」がイイ(・∀・)!


個人的には前作より今作の方が自分の好みに近い。頭振りやすい。
ただ、独特のB級感が無くなって個性は少し薄れたかなとも思う。
わかりやすくなってるとはいえ通して聴くと疲れるのは相変わらず。
超剛鉄汚重低激音初心者はお断りな人を選ぶ作風です。