soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

compilation, the Image of water / DOWN FORCE RECORDS

テクノ系オリジナルCD。久しぶりのcompilation, the Image of〜シリーズ。
ジャケットに曲目が書いてないのは不便。


プログレッシブな要素が練りこまれていたトランス/テクノ/ミニマル系の「compilation, the image of "COLOR"」と比べると、音数を最小限に絞ったエレクトロニカ、ハウステクノ系でストイックな仕上がりになっています。
つまりは「FIG」の延長線上の音。CDの後半になるにつれテンションがあがっていくのも同じ。
本格志向の音作りはさすが。一音一音に存在感がある。
トラック自体は印象に残るキラーチューンみたいなのは一曲も無かった。特にエレクトロニカ系は影が薄い。
自己主張するフレーズがほとんど無いのがその一因か。
シンセフレーズよりSE主体で、キャッチーなフレーズが好きな自分の趣味とは少し違ったかな。


気に入ったのは
BPM遅めのチルアウト系テクノ。underworldの「m.e.」っぽい。静かな中に切り込んでくる、朝日の光のような希望溢れるシンセが良い。
⑥ここらへんからアグレッシブに。リズム重視の4つ打ちハウステクノ。後半フェードインしてくるフレーズが好き。どこかで聴いたことがあるような。
⑦こちらもリズム重視のガチテクノトラック。シンプルなベースが肝。


波の無い水面のように落ち着いたテクノコンピ。
クオリティは相変わらず高いが、DFRさんのCDの中では、一番印象には残らないというのが正直な印象。嫌いじゃないけど。
良くも悪くも堅実な作りです。
集中して聴くには物足りないけど、BGM代わりに流す分には悪くない。