soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Beauteous Rain / Aleile


「音楽の美しさとは何だろう?」がテーマのオリジナル&アレンジCD。アレンジ出典元はAIRCLANNADFF7/9、東方。


美しいメロディがいっぱいの落ち着いたCD。
アレンジは原曲の良さをうまく引き出しているし、オリジナル曲も素朴ながら素晴らしい出来。
温かみのある音質が気に入りました。
テーマに沿った内容かというと……う〜ん、どうだろう。
美しい曲は多いんですが、サイトにある「綺麗な曲だけが美しいというわけではない。格好いい曲だって美しい。」というのはそこまで感じられなかったかなぁ。わりかし正統派な美しさだった気がする。
しかし、変に奇策で美しさを狙うとCD全体の構成が美しくなくなってしまったのかもしれないのでこれで良いのかも。


①「夏影(AIR)」の原曲拡張系アレンジ。シンプルな音構成がメロディの良さを際立たせてる。一つ一つの音が綺麗だ。良いアレンジ。
④「あの丘を越えてFF9)」のアンニュイアレンジ。よく聴くと次々に展開していく面白い曲です。おっとりした中にも美しさを感じる。
⑤「片翼の天使FF7)」のオケ風アレンジ。( ゚∀゚)o彡゜セフィロスセフィロス!余談ですが私が作ったBMS差分「片羽の堕天使」のタイトルがこの曲とそっくりなのは偶然です。
⑥「さくらさくら(東方)」アレンジ。和風な音が使われてる。三味線の下降旋律が美しい。
⑦ピアノをメインに素朴な音で構成されたポップス。シンプルだけど胸に響くメロ。
⑨「渚(CLANNAD)」のアレンジ。このメロをピアノで弾かれるだけで涙が。終盤のバイオリンが良い。
アブストラクトな綺麗系テクノ。良い音空間。
⑪「鳥の詩AIR)」の軽快なアレンジ。ちょいラテン風味。こういう切り口は好きだ。
⑫オリジナル。出だしはモロに「YOU(ひぐらし)?」と思ってしまいますが、先に進むとまったく違ったメロディが奏でられる。温かい旋律で泣ける&癒される。良い曲です。この曲が一番のお気に入り。美しい!


派手さは無いけどジワジワと良さが染み渡ってくるCDです。
M.Graveyard<さんやKEYのBGMが好きな人にオススメ。