soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

夜空をねがう少女/体験版 / 空と雲と風


同人ノベルゲーム。ジャンルは「贖罪ノベル」とのこと。プレイ時間は1時間半ほど。


自分は何故こんな所を歩いているのだろうか?自分は誰なのか?
嵐の中あてもなく山道を歩いている少女がいた。
嵐を避けるため視界に現れた豪邸を尋ねると快く受け入れてきた。更には記憶を取り戻すまで滞在させてもらうことになったが……。


記憶喪失の少女が洋館に逃げ込むある意味王道設定。
ちょっと変わってるのが、選択肢ではなくシナリオを選択することで話を紡いでいくというシステム。一話45分ほどのシナリオを選択することで語られることが変化していくという形式だと思います。
自分に問いかける地の文が多く、少し昔の洋書っぽい文体。どちらかというと固めの文章です。
何故自分はなぜ森の中で寝ていたのか、館主の悲しそうな顔の真意は、殺されることへの恐れを綴った日記はなんなのか。館の人たちは明らかに裏がありそうで気になるところです。
日記を読むシーンはなかなか怖かった。ここらへんから話に引き込まれはじめた。


少し古臭いグラフィックからプロローグではあまり期待して無かったのですが、やっているうちになかなか面白くなってきた。複数の謎がどう絡んでくるか興味がある。
ただ

あくまで人間の持っている「罪」に対する「贖罪」をテーマにしている為感動や謎解きを必ずしも保証出来るものではありません

とのことでミステリを期待しないほうがいいのかな?