soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Fly To Free Sky -sbfr the original- / ケモノレコーズ


ケモノレコーズのオリジナルCD。実質SFBRの初オリジナル。


いつものメンツで、いつものアングラ過ぎないクラブサウンド。
初めてのオリジナルだからか皆さん真面目な印象。ジャケに反して全体的に暗めの曲が多い気がします。
とはいえ、各人の個性がよく出た曲が多くてオリジナルになってもSBFRだなと感じることができます。最初と最後はハピコアだけど真ん中はテクノだらけという節操の無さも相変わらず。
気づいたらリピートしてます。


③yamajetさんによる渋めのハウス。ここのところ明るい曲調が多かったから意外。派手さは無いけどムーディーなキーボードが気に入った。が、ちょっとベースが浮いてるか?この曲に限らずCD全体でベースが上手く曲に溶け込んでない気がする。
④ちょいラテンフレーバーのハウス。始終なってるシェイカーが最高。ウワモノはハウスの王道なピアノでツボ。今作のお気に入りです。
⑦staさんによるボコーダーフル活用エレクトロニカ。どことなく渋谷系。音が歪んで、切り貼りされててと変態的でいながらとびっきりキャッチー。良い曲だ。
⑫アートコア系のジャングル。伸びのあるストリングスがジャングルビートに絡んで音ゲーっぽい。
⑬Glomeさんによる綺麗トランス。最初は地味かなぁと思ってたけど聴けば聴くほど味が出てくる。ブレイクからの盛り上がりがたまらんです。


安定したクオリティ。特別印象に残る曲は無いものの軽く体を揺らしながら聴ける一枚。どちらかと初期SBFRの雰囲気かな?
ただ、どことなく手堅く決めてきた感じもするので、もっと遠慮無しに色々爆発させちゃっても良いんじゃないかなぁとも思います。