NUMINOUS WORLD / 桃木真美


個性的な歌声を持つ桃木真美さんのミニアルバム。サイトに簡易ライナーノーツあり
前作で「地、水、火、風」をテーマに歌ったように、今作では「太陽・星・月」をテーマにした3曲。つまりノーム、ウンディーネ、サラマンダー、ジンは終わったんで、ルナと……あれ?合うのがいないな。


前作のレビューはかなり辛口でしたが、それは曲と歌がうまくマッチしていないというのが最大の原因でした。
しかし、今作ではそれが完全に解消されている。確固たる個性を持った声の持ち主なのでこうなると強いです。
アラビアン、和風の楽曲は見事にその世界観で歌いあげ、普遍的なポップスもそれにマッチする歌声に変えてある。
楽曲の中に歌がしっかりと溶け込んで、優雅に気持ち良さそうに歌っています。
キャッチーなメロディーは少なめですが、凝ったアレンジと確かな歌唱力による表現力はなかなかのもので、まるで「太陽・星・月」をテーマに世界旅行に行った気分になれます。
アップテンポな曲ばかりなのも私好みで嬉しい。


「太陽」。砂漠が似合うアラビアンな曲。桃木さんの歌声と曲がぴったりマッチしてて素晴らしい。さすがハウスカレーの人!(わかる人だけわかってください)アレンジが凝ってて面白いです。作曲は前作でモロ聖剣な曲を提供していた和泉誓子さん。この二人は最高のタッグだ。
②「星」。キラキラしたポップソング。わかりやすくて良い。Aメロが好きです。処女作の「Soar」ではこの手のポップソングは無理して歌ってる風があったのですが、これはすごく自然に歌えてる。歌い手として確実に成長してるなぁ。
③「月」。月は和風で攻めてきます。4つ打ちとさりげなくグルーヴィーなベースを下地に三味線や笛など日本の楽器が飛び交う。そこへ桃木さんの大人っぽい歌。雰囲気出てます。


ファンタジー(≠中世西洋、ケルト)な空気に充満したミニアルバム。聖剣3的な異国性。
アレンジも素晴らしいんですが、やはり歌の力が強いです。
申し訳無いと思いながらも処女作から酷評を続けてきた桃木さんですが、ここにきてついに開花したか。