soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

deep-sea fishes in gloom / 言ノ葉迷宮

推理モノの短編ノベルゲーム。ワンルートにかかるのは30分ほど。1時間もあればコンプできるでしょう。


IT企業に勤める甲斐原は女上司とともに別荘へ招待される。そこで遭遇するちょっとした事件。


ドラマチックな殺人事件とかではなく、本当に「ちょっとした」トラブルを解決します。
展開は少々強引だし、登場人物の危機管理能力に疑問を持つところもありますが、気軽に出来る推理モノと考えれば容認できるレベル。
相変わらず真っ向から推理することを楽しめる内容です。
EDを迎えるたびに「セーブ機能」や「黄色いモノ(懐かしい!)」などの機能を解放(解放後は取り消し不可)することで難易度を下げることができます。
しかし、やはり一ゲーマーとしては極力使用を下げたいところ……なんだけど、私は解けずに結局黄色いモノを解放していまいました。くっ、ここらへんがゲーマーの心理を上手く付いてる。
何処が解決口になっているかはすぐにわかったんだけど、○○が○○○だとわかる場面がどこなのかわからずお手上げでした。黄色いモノを解放した瞬間「そこかっ!」と一発解決。
ということで私からのヒントは「隅々まで読むこと」としておきましょう。


ストーリー全体は地味ですが、終わり方がなかなか面白い。
智形さんが良いキャラしてるのも雰囲気を盛り上げてくれる。


気軽にちゃんとした推理が楽しめるコンパクトなゲーム。
過去作で言えば「Reason of Detective」が近いかな。
他の言ノ葉迷宮さん作品に比べるとこじんまりしすぎてる気もするけど、推理モノが好きなら文句無しにオススメです。
決してストーリー重視ではないのでお気をつけて〜。