soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

ちきゅうおんだんか0円です / べろシティ

Mコミにて無料配布されていた3曲入りオリジナル・ミニアルバム。


ありかわらずの非同人的なロック。荒っぽさが魅力。
今回はギターがメインに据えられている気がする。至るところでかき鳴らされていてカッコイイ!UK的なところがあってロックしながらもどこかエレガントなフレーズを弾いてます。
過去作に比べるとインパクトのある曲が無くて、ミニアルバム全体としては印象に残りにくいかもしれない。非シングル的といったらいいでしょうか。まぁ、べろシティさんらしいといえばらしいか。


①既存ミク曲を大幅アレンジ&人間ボーカル化した曲。荒ぶるハイテンポロック!いかにも悪ガキロッカーなギターリフはリバティーンズみたい。そこに浮森かや子(旧名:柏唄)さんの元気なボーカルが乗っかって爽快!ギターソロでもエクスプロージョンしてる。カッケー。今作で一番好きな曲です。
②シンプルなビートにアコギがからむ知的ロック。DELTA節とも呼べる独特なメロディがモロに出てる。ちょっとUKっぽいのはこのサークルならではですね。この曲もギターソロが渋くてカッコイイ。
③歪んだグランジ系ギターがかき鳴らされるミドルテンポ・ロック。このロッキンなギターはライブで映えそうな気がする。逆にCDでは音質の鋭さや音バランスが少し気になるか。もう少しグルーブがあればー。「WOO〜♪Live in danger〜♪」のフレーズが妙に耳に残ります。


ガレージなロック。綺麗さより荒々しさ。洗練より衝動。
フルアルバムに入ってたらなぁと思うような曲が多いので、CD全体で聴くとあともうひとつ何か欲しいと思ってしまう。
ただ、まったくブレることなく自身の音楽スタイルを貫いているのはカッコイイっす。