soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

introspection / ipse-dixit

オリジナルインスト・フルアルバム。「ハウス+ブレイクビーツ」がテーマとのこと。


ゲームBGMっぽいクラブサウンド。
音使いは本格的ですがメロディアスでとってもわかりやすい。泣きを誘う哀愁フレーズが多いです。Tsukasaさん、onokenさんあたりの綺麗系ドラムンが好きな人は気に入りそう。
ただ全体的に低音弱めで若干グルーヴ感が物足りないのが気になる。個々のフレーズは良いけど、曲の展開がもうすこし練られていたらなぁと思うところも。そこらへんゆえにBGMっぽいと感じるのかもしれません。


プログレッシブなシンセが耳に残るテクノ寄りの曲。後半はギターやシンセフレーズが増えて盛り上がる。
④4つ打ち。シンプルなピアノが綺麗。後半に出てくる切り刻まれた声ネタが好き。
⑤とってもポジティブなシンセがグッド。どことなくポストロックっぽい気もする。
⑥民族系のシンセをどっしりしたダンスビートが支える不思議な空気の曲。トリップ感があって今作で一番好きな曲です。
⑩アコギが泣ける。中盤のハウスっぽいフレーズが良いアクセントになってます。スクラッチもこすりまくりでカッコイイ。


踊るより、聴くクラブサウンド。
第一印象はすごくいいけど、良くも悪くも聴きやすいんでどっぷりハマるような中毒性は無かったというのが正直な感想。とはいえ悪い出来では決して無いです。
センスは良いと思うので今後に期待です。