soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

夢の追憶 / とおくできこえる デンシオン

記憶に残っている「夢」をモチーフに作られたインスト・オリジナル。


このサークルは癒しBGM調インストのイメージが強かったのですが、今作で聴けるのは以前よりアンビエントに近い音。意外にも(?)電子音が効いてるのが私好みで嬉しい。
しゃぼん玉のように淡いメロディに合わせて、味付け程度にリズムやノイズが乗る。
メロはオルゴールに近い素朴な音のみ。
とてもシンプルな音構成ですが、抜群のメロディセンスと雰囲気作りにより素晴らしい幻想音楽が出来上がっている。
聴いた瞬間から完全に「夢の世界」へと誘われました。
「暗がりの道、そっちに行ってはいけないと君は僕を導いた」など曲名もシュールで面白い。


①ループするオルゴールっぽい音色が夢へと誘うアンビエント・チューン。こりゃ気持ち良い。しょっぱなから癒される〜。
②必要最低限のメロにシンプルなドラム。そこに電子ノイズが増えていく。
③泣けるメロディのインストゥルメンタル。琴線を刺激するメロがたまらん。
アンビエントに近いエレクトロニカサウンドに合わせてしっとりしたギターが歌いあげる幻想的な一曲。アルコールが入った時のような泥酔感。
⑥鈴の音が鳴り響く不思議な環境音楽で終了。夢から醒めることなくあっちの世界のままで終わる。


とても温かい、けど少し不思議な癒しサウンド。
癒し/浸り系として大絶賛したい出来。今までとは一味違う。
まさにテーマどおりの安眠してる時の安心感と非現実感が籠められています。
リラックスしたい人、エレクトロニカ/アンビエントが好きな人にオススメ!