soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Nuclear Blast / Pizuya's Cell x MyonMyon


東方のメタルアレンジ。DEATH CHARGEで強烈なデス声を聴かせてくれたYamagenさんがボーカルとして全面参加。


ロディアスかつ暴力的なメロデスサウンド。
archenemyのような様式美、クサフレーズといったいわゆる”メタル色”が前に出ており、音作りもどちらかといえば固い。ここらへんがYamagenさんが自サークルの「death charge」で展開したモダンなサウンドとは異なります。
ギターソロはあんまり目立たず、ザクザクしたリフ主体でブルータルに攻めてきます。印象的なリフで魅せるというより曲全体の勢いで押す感じ。そのデスメタリティ溢れる曲調により東方色はかなり薄まってます。メロディも無理に東方してない。
Yamagenさんのボーカルはクリーンとデス声が入り乱れ、重ねたコーラスを多用したdevin townsendに影響を受けたであろうスタイル。あいかわらずカッコイイ!
個人的には気になるリフがあまり無くてちょい聴きどころに欠けるかなぁという印象です。やはり自分はモダンヘヴィネス寄りの人間らしい。


②実質上のリードトラック。archenemy直径のリフに比較的キャッチーなサビの構成。
④至るところでブラストビートが炸裂するアグレッシブな曲。慟哭ギターソロも聴きどころ。2:15あたりのユニゾンが熱い!今作で一番好きな曲。
⑧メロディがあって今作では一番とっつきやすいかもしれない曲。リフもどことなくモダン。デス声とクリーンの応酬で聴かせてくれる。


激烈ブラストビートと野獣ギターリフで攻める東方メロデスアレンジ。
とにかくザクザク突き進むのが好きな人は気に入るかもしれませんが、曲にフックを求めるような人には向いてないかもしれない。
うーん、どうしてもYamagenさん主体で聴いてしまうなぁ。ハードロックを歌うコリィ・テイラーゴシックメタルを歌うピーター・テグレンってな感じで、正統派メロデスにYamagenさんが参加したって印象がついてしまった。