Stranger than fiction

自分が通っていた高校の音楽授業はまるまる吹奏楽バンドで曲を演奏していくという変わった形式で、自分はパーカッションを担当してた。


その時にお世話になった先生がいて、いわゆる私のドラムの先生であり、さらには音楽への接し方や考え方など演奏以外のことも学んばせてもらった。
年齢がさほど高くないこともあり、とても気さくに生徒と接してくれる先生。自分のこともあだ名で呼んでくれて、超絶クリアなスネアロールを見せてくたりと楽しみながら音楽を学ばせてくれた。自分がここまで音楽が好きになったのはこの先生の影響もあるんだろうな。何より演奏する楽しさと音楽は楽しく接するもんだったのを教えてくれた。
同時にとても教育熱心な人で、コンサート前は放課後遅くまで練習に付き合ってくたし、コンサート会場での楽器のセッティングもこの先生がほとんど担当してた。一緒に手伝ったたあとにミスド行くのは楽しかったなぁ。
またバレー、バトミントン、バスケの顧問も務めるマルチスポーツタレントな面も持ってたり、戦争地域でのボランティアを経験したりと、自分からしたらとてもカッコイイ先生だった。


高校卒業後は、ほとんど連絡も取っていなかったんだけど、つい最近、偶然地元の温泉でばったり出会った。顔を見た瞬間、昔のあだ名で呼び掛けてくれたのがすごく嬉しくて、結構な時間、湯船で話しをさせてもらった。
バレー部の試合の帰りだと聞くと相変わらずだなぁと思いながら、やはり音楽話に花を咲かす。
大学で音楽社会学を専攻して、いまは音楽関連の同人誌書いてますよ〜と伝えると、むっちゃ興味をもって「どんどん卒業生が自分よりすごくなっていくなぁw」と笑ってくれた。
「音楽は仕事にはしない方がいいよ。趣味が一番。」ってのも印象的な言葉。
その日、同人音楽.bookそのうち学校まで持ってきてよーとか約束してから別れた。


そしてつい先日、その先生が覚せい剤所持で逮捕されたとのニュースが飛びこんできた。何が起こるかわからんもんだ。
一か月前に温泉で会えたのが、なにか意味があったような気がしてならない。
偶然というにはタイミングが出来すぎっすよ、神様。