soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

君といた夏 / HIMMEL(Vectorへ)

ノベルゲーム。プレイ時間は5時間ほど。


何に対しても興味を持てない少年・流斗は高校の屋上でサボっていた。
そこに「超能力」が使える記憶喪失の少女がやってきた。
彼女の笑顔は流斗を腹立たせる。
しかし、どういうの成り行きか二人は同居することになった。


KEY以降という感じの感動系ノベル。
なにはともあれ主人公の性格悪っ!
前半の情けなさにはイライラさせられました。この主人公は人を選びそう。死んでもいいと言いながらまじめに宿題をしてるところとか、うまくキャラ像が出来上がっていない印象を受けました。
実際自分も主人公が原因でプレイを止めようかと思ったぐらいですが、「うみゅ」が口癖のヒロイン・チトセが可愛くて続けることができました。
中盤あたりからどんどん面白くなって最終的にはプレイして良かったと思える内容で良かった。
チトセの過去が明らかになるあたりなんかグッとくる。
一番良かった点は、すでにチラッと触れましたがチトセの可愛さでしょうか。「うみゅ、うみゅ」言いながら絵を描いてるシーンとか最高に萌える。
もう一人のヒロインが出てきてからの、三人のやり取りも騒がしくて面白かったです。


グラフィックはうまくないけど、チトセの立ち絵は動きがあって良かった。
BGMも場面を盛り上げる良い曲がそろってる。


読みやすくて一気に最後までプレイできました。なかなかの良作。
突っ込みどころも色々あるけど楽しかった。変に恋愛色が無いのも良い。