soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2011/03/06 Asian Dub Foundation @ 心斎橋クアトロ (special guest:the Qemists)

最強タッグの日本ツアー。こりゃ行くしか無いってことで参戦してきましたー。
開始15分前ぐらいに着いたら結構な人入り。この時間帯でクアトロの7割は埋まってたと思う。最終的にはほぼ完全に埋まってました。そりゃこのメンツだもんな〜。


まずthe Qemists。
ステージに出てきていきなり曲スタート。初っ端から「Lost Weekend」でぶっ飛ばす。イントロの「ハッ!ハッ!」でもうボルテージMAX!
今回は男性MC二人、女性Vo.一人の3MC編成。曲によって代わる代わる登場しては煽る煽る!最後はダイブまでしてました。
前座だなんて関係無しの全力ライブ。一曲目からガチなモッシュが起こってました。
「Stomp box」「S.W.A.G」「Take it back」など代表曲はだいたいやってアガりまくり。
個人的にはラガな「Dem Na like me」が最高に気持よかった!新作のダブステップ要素の曲もエグい。
ぶっちゃけこれだけでも満足ってなレベルで盛り上がってました。汗がダラダラ。もう会場全体がヘトヘト。どんだけ強烈な前座だー。よね。


で、けっこう短めのセットチェンジで本日の主役・ADF!
DJから始まって、一人づつステージに姿を見せながら音を加える形で「Bridge of Punkara」を演奏。痺れる演出だ。
MCは「Enemy of Enemy」からのメガネ君が印象的だったけど既に脱退。
入れ違いで入った歌えるMCは太ったジャッキー・チェン+yewllowcardのバイオリンみたいなアジア的な暑苦しさの風貌。マイクスタンド使って熱唱したりと今までのMCとは違う感じ。歌は安定してるし、盛り上げ上手で良いMCでした。


「Rise to the challenge」「Take Back the Power」と昔のアルバムの曲で盛り上げてから、ニューアルバムの曲を織りまぜていく。ニューアルバムばかりではなく、過去作からも満遍なくやってました。
新譜からで一番良かったのは攻撃的なサイケシンセが目立った「future proof」。新しいMCのシャウトがカッコイイ!
「Histor of now」の「You can't download the sun、You can't download the sea, YOU NEVER DOWNLOAD ME〜♪」のコールは熱かった!


旧作からはシンガロングな「burning fence」、空間的な広がりのあるADFでは異質の「Speed of light」、インストの「dhol rinse」あたりが印象に残ってる。


アンコールでは待ってましたの「fortress europe」やっぱりこの曲が一番盛り上がった〜。ラストは「Rebel worrior」でジャンプ、ジャンプ。


常に踊りまくりな曲の連発なのに、全然疲れを感じることなく身体が勝ってに動いちゃう。人口密度高めだけど、みんなすげー笑顔で踊ってたなぁ。
自分はギタープレイを見たいからチャンドラソニックの前にいたけど、厳格そうな顔をしててたまに見せる笑顔が素敵。
あと、タブラの人の熱狂的な叩きっぷりにはアガった!
ドラムが不在になっても、強烈なブレイクビーツとタブラで無問題!


「London to Tokyo」を「Londo to Osaka」とでも変えてやるかなぁと思ったけど無し。あと「Riddim I like」や「Buzzin'」はやらなかったのが残念。「Buzzin'」は聴きたかったけど……もうあんまりやらないのかね。


飛び跳ねまくりで完全燃焼!これだけ踊らせる曲の乱発でまったくダレないのはスゴイ!
大騒ぎなお祭りサウンドなんだけど、ジャングルビーツで純粋なロックとはまた違うパワー。何か変えられるんじゃないかというポジティブなフィーリング。音楽の力を感じてきました。