soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

FEED ON THE MUSIC / K-106

ブラスメンバーがいるファンクロック・インストバンド。キーボードはSTRなどで活躍してるtigerliryさん。
過去にFUJIROCKやRISINGSUNにも出演したことのある相当なバンドなので同人音楽として扱うのは難しいところですが……M3で売ってたのでこのカテゴリで〜。


ブラスセクションを中心に据えたファンク。割と王道なジャムサウンドですが、ブラスがビッグバンドばりに大柄な音を出しているのが少し変わってるかな?ツイストよりダイナミック。
また、ギターが要所でかなり良い仕事をしてます。引っ込むところは引っ込んで、出るところは出る職人的なプレイ。


①は一曲目からなかなかに熱いジャムが繰り広げられて気分が高揚してくる。コンガとドラムのリズム隊が土台を温め、メロディ部隊が互いに牽制しながら絡み合っていく様に魅せられます。
でもその後はムーディな曲が続いてちょっと好みから外れるか。
音のクオリティはスゴイし、センスの高さは見え隠れしてるんだけどそこまで体がノらってこないのが正直なところ。


おそらくライブだと各メンバーがお互いを高めあってめちゃくちゃ熱い音を出してるのだと思うのですよ。けどCDにその熱気を詰め込み切れてなかったのかなぁと予想。
かのナンバーガールも「スタジオアルバムは不完全」と言われるわけで、優れたライブバンドがその魅力をそのままCDに詰め込めるかはまた別の話なのかも。


ちなみにラスト一曲はEAST END(×YURIで有名)のROCK-Teeがリミックスを担当。リズムの差し引きセンスはさすが。

しかし、書けば書くほど同人音楽の枠に入れるのに違和感が湧くバンドですなー。