2011/05/29 NOISE MAY-DAY 2011 @ 難波ベアーズ

MASONNA主催のノイズミュージック祭典 at 難波ベアーズ。暴風が吹き荒れる日曜に行ってまいりましたー。
ベアーズに入ったらまったく人が入ってなくてびっくり。強風とはいえこれは……と思ってたらスタッフさんに「開始は一時間後ですよ」と説明され赤面しながら退散ｗ
ヤマダ電気のタリーズでお茶しながら気分を落ち着かせる。窓の外を見ると何か起こりそうなドス黒い空だぜー。
なんば駅付近をウロウロしてるとCANNIBAL CORPSE、Napalm Death、corruptedなどのバンTを着た人が居るなぁと思ってたら全員ベアーズに集ってて笑ったｗ

蒸発都市

ぼさっとしたルックスの一人ユニット。円状の金属でひたすらギターを掻きむしりエグいノイズを発する。たまにかけるディレイが良い音。ギターを振り回すアクションが派手で見ごたえがありました。ギターがマイクにぶつかって3回ぐらいスタンド倒れる。直球な荒々しいギターノイズ。

GUILTY C.

こちらも一人ユニット。ひたすら背中を向けてのツマミ弄り。ドローンなノイズ。うーん、ちょい聴きどころが見つからなかったか。これから何かが……で何もなく終わってしまった印象。ベッドに寝ながら聴いたら気持ちよそうな音ではありました。

Agnus Dei

大量のシンセやエフェクターを乗せたテーブルが運ばれホットパンツのセクシーな女性がセッティングを始める。ひと通り準備が済むとテーブル両脇のロウソクに火を灯してスタート。演奏しているのはさっきの女性。あ、スタッフじゃなかったのね。
遠くに聴こえる強風を思わせるノイズに賛美歌のような声をのせる重苦しい前半。中盤からバロック調のウワモノを重ねて同時にノイズがどんどんと激しくなる。気づけばさっきまで遠くにあったノイズの風は、黒い色を伴いながら会場内を吹き荒れる暴風へと変化してた。
自分は暗い森を首無し騎士が追いかけてくるスリーピー・ホロウを思い浮かべました。一番情景を思い浮かべるノイズ。このアクトが一番印象に残ったかも。

MASONNNA

アンプや機材を取り払ってすっきりしたステージ。そこに必要最低限の機材をセット。髪を肩ぐらいまで切ってすっきりしたマゾさん。あれ、トリじゃないのか。例のカシャカシャのサウンドチェックを見てるだけでテンションが上がってくる！
20分そこらのセッティングが済むと一旦ステージ脇に戻り……飛び出してきて叫ぶ！振る！動きまくる！
一時停止して単語っぽいナニかを地声で一言。（このときのフロアから上がった「しゃべった……」のコメントが妙にツボったｗ）。次の瞬間、フロアに飛び込んで暴れて、ステージに戻って大暴れして、モニターの上に飛び乗ったかと思うとまたフロアに飛び込んでマイクスタンドを床に叩きつけて帰っていった。
約1分間の台風以上に嵐のようなライブ。強烈すぎて声も出ない、笑って拍手するしかない終わった瞬間の空気が最高でした。いうなればメントスコーラを試したあとみたいな。

SOLMANIA

二人の改造ギターによるベテラン・ノイズユニットがラストを飾る。
目視できるだけで二人で30個のエフェクターに唖然。セッティング中は「あ、今踏んだやろ」とかノリ軽い。しかし一度ライブが始まると鬼のようなノイズの洪水。ギター、ベース、マイクが合体した見たこともない改造ギターがものすごいインパクト。ギターにシールドが3本も刺さってる絵は異常としか言いようがない。
ひたすらノイズまみれながらよく聴くとベース音や高音など色々な轟音が混ざってる。マイクを口に咥えての咆哮が音的にもビジュアル的にもヤラれた。きもちええ〜。耳への汚染度はNo.1。

全体的に音は弱かった？音に圧倒される感覚はSOLMANIAぐらいだったかも。と言いながらなかなか耳鳴りが止まりませんでしたがー。

ほとんどのアクトが面白かったけど、やはりMASONNAが圧倒的！他のアーティストでは体験できない興奮が体中を駆け巡りました。来年も行きたい！