soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Future vocal anthems vol.2 / Reg;

いま一番注目してるトランスコア/ハードコアサークル・Reg;の2曲入りミニアルバムシリーズの第二弾。


vol.1と一緒でボーカル無し曲とボーカル曲が一曲づつ。


前作は結構辛めの感想だったんですが今作からグッと成長しました。特に音のダイナミズム。元々パワーのあった音圧がさらに向上してものすごいことに。
今までが迫力のあるCDの音だったとすれば、今作は耳が曲を通して大型クラブへとコンタクト、狂乱の音楽が脳髄へとコネクト、頭の中で繰り広げられるフィーバーナイト!ってなもんです。


やってることは約7分間を1〜2フレーズでひたすらアゲるだけなのにそれでもテンションが持続する恐ろしい曲が2曲。ベタベタにポップなメロディ、圧倒的な音圧、ライブ感を煽る手拍子や歓声SE……シンプルな要素が絡みあって自分の興奮のツボを極限まで刺激してくれる!

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①イントロからavexのJ-POPばりにキャッチーなピアノで心を鷲掴みするキラキラ・ハードトランス曲。ただアゲることのみに特化した怒涛の声ネタラッシュにドーパミンが大放出!Mainはほぼワンフレーズで押し切りながら、過剰なまでのブレイクや歓声SEを挿入することで曲の最初から最後まで高速エレベーターでグイグイ上がっていく。エレベーターの外には色鮮やかな花火、そしてそれを見上げる人々の顔は笑顔。そんな感じ。気持ちEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!


②高速シンセが走り抜けるボーカル曲。前作までの弱みだったボーカルメロディの不安定さが薄まった。ハイテンションなバックトラックとうまく噛み合って感動的なハッピー・フィーリングを創り上げています。これで弱点が無くなった……。

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一気にテンションを高めてくれるハードコア/トランスコア・サウンド。
今もCDを聴きながらレビューを書いてるわけですが、キーボードを打つのがままならないくらい身体がノってきます。中断して踊りだすなんてしょっちゅう。
ゆえに書き終わらずにCDがまたリピートされるのですが、それでも止まらない興奮。スゴすぎる二曲です。


このvol.2で、続編のvol.3、総まとめのフルアルバムと続く興奮の名盤コンボが幕を開けます。
ハッピーなパワーで盛り上げていくんで、ハードコアが苦手な人でも楽しめるんじゃないかな?超オススメ!