soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

HIMITSU NO ALBUM / Dr.あべのばし

アニメコラージュ meets エレクトロ。
アニソンやセリフをぶつ切りにして、イルなブレイクビーツやエレクトロへとミックスするスタイル。


ナード要素は、sharpnelの超絶声ネタ弄りやニコ動によくあるセリフを切り刻んで別の曲を再現するような職人芸的コラージュでなく、必要最低限の部分だけ切り抜いて音楽に組み込んであるスタイル。
あまりナード要素が有効に働いてるような印象はないかも。


正直、ガツンとインパクトがあるような部分はありません。
でもギラギラしたILLNESSを感じるトラック部分は光るモノがあります。音の芯の部分が剥き出しになったサウンドプロダクションも耳に気持ちいい。
トラックメーカーとしてはけっこうなセンスを秘めてるんじゃないでしょうか?

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①サークル「秘密のサークル」のテーマ曲。ブレイクビーツからブリブリなエレクトロ。容赦なく攻め立ててくるシンセがカッコイイ。


②声ネタを小刻みに繰り返しまくるアシッドな中毒曲。地下ステージっぽいベースに単調なリズム。気持ち悪いような、気になるような……。


⑨メランコリックなピアノに「声がする〜♪」のワンフレーズをひたすらリピート。ハモらせたり、ズラしたりする声ネタが頭の中を跳ね回ってだんだんととろけてくる。う〜ん、催眠アンビエント

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ギラギラな音のセンスは好き。くっつり会やNKRNあたりに近い尖りっぷりです。
でも今回は曲/フレーズが弱いかなぁ。
いつかかなりの良曲を生み出しそうな気配もするのでまた見かけたらチェックしておこう。