2012/02/26 LAST GIG unagidani sunsui final. ＠鰻谷Sunsui（N'夙川BOYS、日本の宇宙、裸絵札)

何度も楽しい思いをさせてもらった鰻谷Sunsui。
特に昨年はGOMA&JSR復活ライブ、マゾンナワンマンと伝説のライブでお世話になりました。
独特のアンダーグラウンド感とオサレ感を持ったハコなんで無くなるのは寂しい……。

そんなハコの豪華メンツによる正真正銘ラストイベント。さすがに結構な人入り。常に圧迫ってほどじゃないけどちょい歩行に困るぐらい。
で、エントランスでもラウンジでもみんな笑顔で話してる。終わりだからと寂しさが漂うんじゃなくてsunsuiって場の楽しさがすげー感じられてその空間にいるだけで泣きそうになりました。

N'夙川BOYS

ひとつのライブハウスが閉じるその時にコイツらがどうやってメッセージを発するかが一番気になってました。
格バンド持ち時間が15分ということで『プラネットマジック』『キャンディピープル』『物語はちと不安定』の3曲コース。

一曲目『プラネットマジック』が始まるや否や一気にボルテージが高まるフロア。呼応するように開始3分でマーヤがダイブ！
気持ちが高まりすぎて空回りするマーヤのMCも合せて熱気がすごい！

もはやアンセム『物語はちと不安定』はイントロから大盛り上がり。しかもサビに近づくにつれさらに高まっていくのが末恐ろしい…。
一回目サビ後のギターソロでシンノスケが大股広げてダイブ。短時間で落ちるもすぐにフロアのど真ん中から再度ダイブしてた。
その後にマーヤもフロアにダイブ。みんなに支えられたおみこし状態で「ウ・ナ・ギ」コールが巻き起こる。熱い！熱い！！
自分は真下でケツを押さえて支えてました。ぷにぷにしてるｗ

「出会いがあって別れがある」の歌詞フレーズがsunsui LASTGIGというイベントに最高に合ってました。
悲しい別れなのにすげースカッとした気分になった。ありがとう夙川ボーイズ！

女性バンドのGo-Devilをちらりと見たり、セカンドフロアのロックDJを聴いたり（音量上げまくって入るのためらうようなノイズ状態。イイ！）、正真正銘最後のsunsuiの酒を飲んだり（現金で。チケは記念に持ち帰りました）……。
ほんと良い空気してます。次々と変わるメインフロアのDJも転換BGMじゃなくてしっかりノル客もいてみんな楽しんでた。スカ/レゲェのDJ良かったなぁ。

日本の宇宙

韻踏合組合のHIDAさんが新しく始めたミクスチャーバンド。見るのはSKATERS NITE以来の2回目。
前回は「ふーんそこそこじゃん」ぐらいの印象だったけど、バンドとしてまとまりが出てきたのか今回は「おぉ、イイじゃん！」と気持ちのいいグルーヴが身体に伝わって来ました。

Phunk JunkeezあたりのSUBURBAN NOIZE系といっていいのかな。陽気なロックにヒップホップ仕込みのガチなラップ。
「16（じゅうろく）」から「1（いち）」まで韻を踏んでいって「0（ぜろ）で叫べ！」って曲があってめちゃくちゃカッコよかった。ラップ上手いな〜。
ただメロディもヒップホップの枠から抜けきれてないのが残念なところ。メロウな曲になるとあと一歩になっちゃう。これは前回も言ってたか。

まだ情報を大々的に公開してないバンドだし、しばらく音源の予定は無いと言ってたけどこりゃ良いバンドですよ。
見る機会があれば要チェック！

裸絵札

「周りのヤツなんて気にすんな。怪我してもいい。キチガイみたいに暴れろ」

裸絵札ってこんなに激しかったっけ？
フロアの1/4ぐらいの空洞スペースが出来てクソ激しいモッシュピット発生。暴れまわる少数のキッズに身の危険を感じながら呆然と見てる周辺。
突如sunsuiに出来上がったこれはメタルコアかニュースクールHxCxかっ！みたいなノリ。

マチコさんも煽り叫びまくりであんまりラップしてなかったような。マチコさんに膝蹴りくらいながらも遠慮なしにステージに突っ込むオーディエンス。
終盤で二人ともフロアに下りてモッシュに加わる場面もあって客、バンドともテンションが異常だった。
①踊れて②暴れられて③首触れる。この三要素が入ったサウンドは最高〜！

『デスディスコ』と『ヤバンギャルド』をやったのは覚えてる。
あとは冒頭のマチコさんのMC通りにキチガイみたいに踊り狂って、モニタースピーカーに耳を擦りつける勢いでヘドバンしてきました。
ふと神事さんの方に笑顔で拳を突き上げるとすんげー笑顔で返してくれた。アンダーグラウンドだけどステージとフロアの距離が近いsunsuiらしさを感じた瞬間でした。

150%好き放題に暴れて最高のsunsuiのお別れができた！