soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/05/28 山本精一ソロ 〜アコースティック弾き語り完全コピーライブ 〜 @ 難波ベアーズ

完全コピーって何が完全なの?わかるようでわからないライブ名に惹かれて行って来ましたー。


仕事が長引き遅れて到着。最初の30分ぐらい見逃したと思います。
椅子ありだったとはいえほぼ一杯だった。平日のベアーズにこの集客率はすごいなぁ。さすが山本さん。


さて、気になる内容は至ってシンプルなカバーのみの歌モノライブ。ちなみにアコースティックと銘打ってるわりには普通にエレキしか使ってませんでした。


MCも少なめにガサゴソ楽譜を探して歌いだすのくり返し。古いフォークのカバーが中心でほとんど知ってる曲はありませんでした。


わかったのは『上を向いて歩こう坂本九)』『時計をとめて(ジャックス)』『26番目の秋(岡林信康)』『dont cry no tears(ニール・ヤング)』『we shall over come』ぐらいかな。
ニール・ヤングは大人の落ち着きがあってよかったなぁ。
あと、なんと羅針盤でカバーした『ロビンソン(スピッツ)』もやりました。かなりレアだと思う。熱の入った演奏で良かった〜。


MCは少なめだったけどいつもの山本節あり。
暗い曲をやったあとに「現実がこの曲のようになってきましたね…。生地獄ですよ。いまこの世界が地獄です」と深い言葉をこぼしたかと思うとなぜか「今度ベアーズで○○についての○○会をします。あの人も暗黒に足を踏み入れてるんでね。こっちも暗黒(云々*1」と支離滅裂なことを言い始めて台無し。


アンコールは2回。かなりの曲数やってました。僕が来る前も入れたら20曲以上歌ってたんじゃないかなぁ。
いつもの感情ゼロ歌唱スタイル。たまにしっかりと声を伸ばしたりで普段は聴けない歌い方をしてる時もありました。ギターが暴れまわることもほとんどなく。


最後に『we shall over come(アメリカ公民権運動の曲)』を歌って終わるのもまた深い。


限りなく力の抜けたベアーズの側面。目の前にいるのがROVOBOREDOMS山本精一というのを忘れてしまう、良い意味で平凡なひとときでした。
山本さんの歌声はめちゃくちゃ魅力があるわけじゃないんだけどふと気持ちよくなってくる瞬間があるんだよなぁ。後半は身体がポワポワしてきた。

*1:終演後に戻ってきて「MCの詳細はネットに書かないように」と釘を刺されていかれました