soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/06/28 3月33日、trespass、松浦達彦バンド @ 難波ベアーズ

2010年のボロフェスタ地下ステージでフラっとみて衝撃を受けた歌モノバンド・3月33日。ニューアルバムを出したとのことなので物販でCD買いにいく思惑もあり予定の空いてるこの日にゴー。


客は出演者を除くと4人くらい。*1さすが平日のベアーズ。

3月33日

素晴らしいライブでした。


ドラムはボロフェスタでは普通のセットだったけど、今回はスティックを菜箸に持ち替えスタンディング・ドラムになってました。ソフトな音を追求した結果か。


そんな変わったドラムに加え、ナニカに引っ張られるように弾くギター、親指で常にリズムを取ってるベースと演奏する姿に癖がある3人。この動きが妙に気に入ってます。
音はキラキラしたギターアルペジオを基準として優しい歌声の歌モノ。3人とも歌えて3人とも本当に優しい声をしてる。そしてメロディがホントに極上。
3人の歌が揃った時は巡り合いの奇跡を目前にしているかのよう。静的な幸福感に溢れてる。


ギターが中間からアグレッシブなリフを刻み始め、あるタイミングを契機に痙攣しながら弾き倒す曲がすごかった。ここのギターはむちゃくちゃセンスいい。山本精一さんの影響を感じます。
ラスト曲の「ラララ〜」の3人コーラスは天国に登っていく想いで気持ちよかった。


CDも無事ゲット!
見に来てよかったー。。ボロフェスタでの好印象は突然の出会いによる過剰反応からではありませんでした。地力のある素晴らしいバンド。



trespass

女性ドラム & 男性ギター・ボーカル + リズムマシーンによるトラック。普段はベース担当がいるみたい?
まったく前情報の無いバンドでしたがなかなかよかったです。
無駄が削ぎ落とされたトラックとシンプルなビートの混ざり合い方がナイス。中毒性高そうです。


長身細身の女性だけどパワフルなドラミングは見応えがありました。他のドラマーとは力の入れ方がどこか違ってそれが個性に繋がってた。


ボーカルが今ひとつなのが残念かなぁ。

松浦達彦バンド

長身で丸坊主のギタボに不協和音のチェロを入れてロック+カオスな感じ。
ちょいイースタンユースっぽい。


うーん、それほどクルものは無く……



やっぱり素晴らしかった3月33日と予想してなかった出会いになったtrespass。
客少なかったけど内容は良かったです。

*1:うち1人は某ス○ムさん