soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012春−アニメの感想

2012春のアニメもひと通り終わりましたー。
今期は11本。

1クール系

這いよれ!ニャル子さん

意外と楽しめた。


第一話を見た時は「うわ〜、この手のハイテンション・メタギャグは苦手な部類だなぁ」と思ってたんですが、数話進むうちに気づいたらそのハチャメチャっぷりを楽しんでました。ハスタかわいい。


作画はめちゃくちゃレベル高かったですよね。萌アニメ調だけど妙に肉感がある。
頭を空っぽにして見れるドタバタ。最近はこういう疲れないアニメのほうが好み。ハスタかわいい。

坂道のアポロン

初めてOPを見たときはまだ本編が始まってもないの鳥肌立ちそうでした。サビ前のスネアの音と映像が合わさるところがブワッとくる。素晴らしい。
内容も前半は青春してて面白かった。音楽の青春モノには弱いです。学園祭の展開はぐわっとくるモノがありましたね。


後半に恋愛色が強くなってドロドロしてくるとあんまり好きじゃなかった。終わり方も……うーん。
OP完璧、本編は並以上(から徐々に下降)、ただEDが弱いのが惜しいよなぁと同時期放送の某兄弟を見てると思うのです。


ドラムの演奏シーンは凄かったですね。アニメで描くのが難しそうな動きを見事に再現してた。
特に最終回の演奏シーンは気合はいってて一瞬実写のドラムを見てるかと錯覚しました。ストーリーも考えるとこのシーンをあれだけ気合入れて作ってくれたスタッフには拍手を送りたいです。

めだかボックス

原作はジャンプで読んでる。アニメ化されて昇華されるわけでもなく、「あー、こんなことあったなぁ」程度の関心で見てました。
言い回しの妙がポイントの作風なんで文字媒体のほうがしっくりくるのかも。唯一、不知火のプニり具合が想像をはるか越えてナイスだったのが視聴を繋ぎ止めた要素。


でも最後まで見てよかったー。
ってのはラスト3話、雲仙戦の2話+アニメオリジナルのめだかちゃんが出てこない最終回、が突然変異的に熱かった。
特に最終回。Bパートの生徒会の猛反撃はBGMも相まって震えるものがありました。
しかし、めだかちゃんが出なかった回が一番楽しかったってのも皮肉よなぁ。

あっちこっち

ギャグが滑りすぎて……。
日常ギャグでも最低ラインの笑いがないとここまでつまらなくなるもんなんだなー。つまらないのを笑い飛ばすのも難しいレベル。
かわいいキャラがいるのがまだ救い。

さんかれあ

オリジナリティある設定を背景にテンポよくストーリーが進むので面白かったー。
キャラの魅力、OP/EDの良さ、適度な謎要素、シナリオ展開など色々な部分が平均以上だった気がします。
シリアスなテーマも扱ってるはずなのに「見るのに気合いるぞ〜」ってなるほど重くなることがなかったのも良かった。


れあも好きだけど個人的にはサブキャラのエピソードが好きだったり。
特に子供時代の蘭子はたまらんかった。ゾンビ映画で泣く蘭子!犬に震えながら立ち向かう千紘!!ハァハァ。
萌路回を見たあとの次回予告復帰もクルものがあっためろ。はぁはぁ。


終わり方は奇妙な余韻がありましたね。佳作。

夏色キセキ

めっちゃ楽しかった!
スフィア4人が務める声も含め、立ち振舞いやコロコロ変わる表情などキャラがすごく生き生きしてた。
けいおんアイマスに通じる「この娘たちが日常を楽しんでいるのを見るのがなにより幸せ」って気分にさせれくれました。


4人の中で一番好きなのは優香……かな?おまじないの使用方法がジャイアン的私欲にまみれてたり、この手の作品にしては珍しく根っから性格が悪いのが新鮮でした。それゆえラスト2話のオーディションでイイ味出してたり。


ところどころで登場する幼少期の破壊力がまたヤバイ。台風回とかたまらんかった。デフォルメ好きですので。幼女ではありません。


3話ぐらいでくっつきながら走り出した時はどうしようかと思ったけど、終盤に思い出カットでそのシーンが出てくると「あぁ、こんなハチャメチャな思い出もあったなぁ」としみじみするのでした。
長期連載を考えず、夏休みという短い期間を1クールに収めた良作だったと思います。
深夜枠では今季で一番好きだった。

2クール目以降

アクエリオン

1クール目に比べて暗〜い内容。
あのハチャメチャなノリの良さはどこに…?と1クール目好きの自分からすれば右肩下がり。
なにより「クソオンナ」「殺す」だの連呼するカグラが心からウザかったのが問題だよなぁ。 


ただ最終回は大逆転といいますか、菅野よう子の音楽を次々と投入して勢いにまかせた爽快な展開。そして最後に「アレはEVOLじゃないアクエリオン

LOVE
だ!」と締める最高級にアクエリオンらしいバカバカしさ。
最後の最後で気持ち良い気分にさせてくれました。おかげで後味は素晴らしい。
半年間楽しませてもらいました!

来期も続く

エウレカセブンAO

う〜ん、面白くなかった。
逆転ホームランがあるかもと惰性で見てたけど1mmもポジティブに向かうことは無く……。

アクセル・ワールド

開始3話でクライマックスみたいな盛り上がり方で「こりゃくるわー」と思ったけど、加速世界のバトルやルールがどうも面白くなく展開も感情がぶつかり合ってるだけでうーん。


どうも自分はこういうラノベラノベな設定は苦手っぽいです。あと若干重い?
ガチガチにアニメテンプレートなOPは逆に今だと新鮮でした。


黒子のバスケ

おぉ、初期の火神ってこんなに性格悪かったっけ?w
最初は黒子の声が低いのに違和感あったけどそのうち気にならなくなった。


つまらないことはないけど、アニメになって魅力がアップしてたべるぜバブみたいな奇跡は起こってない。忠実にアニメ化した感じ。

宇宙兄弟

今期No.1はダントツでコレ!
兄弟、宇宙、夢、挑戦、成功。男なら気持ちが高まるに決まってる!
毎話ごとにゾクッと鳥肌がくるほど感動させてくれるのはスゴイ。憂鬱な月曜の通勤時に見て気分を高めてました。電車内で「うおおおお、むったん!」と叫びたくなることが何度あったことか。


メンキャラ達はもちろんのこと、何気ないサブキャラまでもがドキッとするセリフを吐いてくる。
BGMがいいのかなぁ。トランペットで「タラッタラー」って奏でるメインテーマ(?)は流れるたびに鳥肌シーンになります。


OPの崩れた(=人間的な)歌い方をする奥田民生がまた良かった!そしてEDがまた良曲。


小手先の設定とか世界観じゃなく、キャラたちのポジティブな言動、行動にひたすら突き動かされる。
この勢いが今後も続いて欲しい!





まどマギ、ギルクラあたりのせいで重苦しいアニメが苦手になってしまった今日このごろ。
今期はカラッとしたのが多くて見やすかったです。小粒がいくつか。



とにかく宇宙兄弟ですよね。やばすぎる〜。
他に胸を張って好きっ!と言えるのは夏色セカイぐらいか。
アクエリオンやめだかのように最終回が良いのが多かったので今期の印象は悪くないです。