2012年上半期 私的ベストアルバム・ソングランキング

ズルズルと公開が遅れましたが恒例の2012上半期の個人的アルバム/ソング・ランキングです。
01/01〜06/31までに発売したCDからです。同人音楽は抜き。
動画貼りまくりなので続きから読むで〜。
ちなみに2011年はこちら、2010年のはこちら、2009年のはこちら、2008年のはこちら



2012 上半期 CD BEST 10

⑩ Wish Upon a Blackstar / Celldweller

Wish Upon a Blackstar
いままで小出しにしてきたepをまとめた念願のフルアルバム!
ダブステップとヘヴィロックの奇跡的な融合。1+1のクロスオーバーのレベルに収まっておらず、混ざり合って融合してる。カッコよすぎです。
最近手に入れたばかりでまだ聴きこめてないので上半期はとりあえずこの位置。本当はベスト3に入れたいくらい気に入ってます。

⑨ Relapse / Ministry

リラプス
2008年に反ブッシュ3部作を持って解散。「復活はどう転んでもありえないよ」と語っておきながらシレッと復活したministry。
先行曲がえらくゴキゲンミドルテンポでどうなるかとおもいきや……フタを開けてみると突進曲のオンパレード!攻撃力半端ねえ!スラッシュリフの切れ味は第一線で活躍してる若手が逃げ出すほど。
ブッシュ政権が終わっても怒りまくってます。

⑧ Sounds from Nowheresville / The Ting Tings

サウンズ・フロム・ノーウェアズヴィル
1stに比べてヒップホップに寄った作風。メロディよりリズム。結果ケイティのじゃじゃ馬なボーカルがより際立つ。
だからこそ終盤の『day to day』→『help』のしっとり歌い上げるバラード曲がめちゃくちゃ映える。アメリンン・ホームドラマのマッタリ感。
トランシーな曲など曲調の幅も広がり確実に前に進んでる。最高のポップスアルバムです。

⑦ Ghettos & Gardens / Justin Martin

Ghettos & Gardens
ハウスのオサレさとベースミュージックのエグさが混ざり合ってる……いや交互にやってくる。身体の芯にバイブスを送る大人のノリ。Ghettos & Gardensとはうまいタイトルを付けたもんだ。
直球四つ打ち系では一番気に入ってます。

⑥ Wonky / Orbital

Wonky , From UK / 2CD] (ACPCD1202)
久しぶりの新作。
最新のトレンドに反発するんじゃなくてうまく乗ってる。根本にorbitalの個性があるから埋もれないんだよな。
温かさとバキバキのバランスよし。近年のライブで培った鬼気迫るノリが音に反映されてる。
Blue albumは正直駄作だった。今回は良作!

⑤ THE OCRACY / Back Drop Bomb

THE OCRACY (DVD付)
難しい方向に向かってたBDBが原点に帰ってわかりやすいミクスチャーに。寿千寿 a.k.a カケイさん(ex.zuinosin)が加入してこの変化は意外。
なにより往来のスカを経由したグッドメロディがかえってきたのが嬉しい。BDBはこれだよ!
露骨のLMFAOのパロディとかも取り入れながらのバラエティ豊かな曲群。
ネタ切れ感のある後半が弱くて最近は再生回数が落ちてるけど良作には変わりない。

④ Transverse / arter Tutti Void

Transverse
Throbbing Gristleクリス・カーター&コージー・トゥッティとFactory Floorのニック・ボイドによるユニットのライブ盤。
エイリアンの心臓のようにトクトクと刻まれるリズムと脳を侵食するノイズ。おそろしくストイックなインダストリアルサウンド
身も蓋も無いユニット名だけどハマると抜け出せない魔力がある良盤です。年末にはさらに順位上がってそう。

③ 今日 / あらかじめ決められた恋人たちへ

今日
2曲入り、全28分47秒のEP。
たったの二曲に込められたノスタルジア・カルタシス。住宅街を駆け巡る人懐っこい衝動。ハーモニカとテルミンが琴線を刺激しまくりです。
あら恋サウンドのひとまずの完成形だと思います。

② Money Store / Death Grips

Money Store
ザックヒルが新しくはじめたラップユニット。いや、ラップの枠におさまらないニュージャンルかも。
異様な風貌のラッパー、頭のおかしいザックヒルのドラム。危なすぎる。初めてPV見たときは「ヤバいものを見てしまった」と恐怖さえ覚えました。でも実は聴きやすい謎。
ジューク×グライムを混ぜあわせてザックヒルのフィルタに通すと突然変異的なキメラが出てきてしまったような。必聴です。

① 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ / モーモールルギャバン

僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ

復活の3rd。2ndで終わったと思ったらここまでのモノが出来上がるとは。白々しいまでにJ-POPな言い回しやメロディが完全復活。
そうJ-POP。J-POPだからこそ反抗的。3.11以降の音楽です。伝えたい想いが音楽ににじみ出てる。いままでの漠然としたJ-POP感から自分たちのメッセージを明確に届ける音楽へ変化してる。
ウェブ上には視聴もほとんど挙がってません。でも騙されたと思って買ってみて。もうパンティコールだけのバンドじゃありません。



他にはブリブリなテクノエレクトロ・Marc Houle、静の衝動へと原点復帰したSigur ros、かわいらしくも躍動感溢れるギターポップ平賀さち枝ジョン・ゾーンをゲストに呼ぶなど見せ方の広がったグラインドコアNAPALM DEATHあたりも良かったです。


Death Gripsとモーモールルギャバンは本当に衝撃でした。
ここまで「1,2位は揺るぎない」と思えるCDが登場したのは久しぶり。
Celldwellerは確実に上がってくるし、まだ買ってないOffspringとかもあるし下半期も楽しみです。



2012 上半期 SONG BEST 10

Grouplove - Chloe

酒が進みそうなパーティ・ガレージロック!この時代に「We can go where we wanna go, Say what we wanna say, and Do what we wanna do.」と声高らかに歌うサビが大好き。ロックが強かった2002〜2003の勢いを持ってます。

Wonky / Orbital

Orbitalのダーク/アグレッシブな面が前面に出た曲。「Go!Go!Go!Go!Go!Go!」と女性ラッパーで盛り上がるピークの次に飛び込んでくる音が「ビョ〜ンビョンビョビョ〜ン♪」と脱力感半端ない。そのセンスに脱帽です。

Boom Blast / Wiley

中毒性MAXのグライム。音楽での反復運動=筋トレ。ベース・ラインもラップも頭から離れない。ビートを乗りこなすこのリズム感はすごいっすよね。
ダサすぎるPVがまた良いんだよね。上半期で一番鼻歌率が高かった。ブドゥドゥドゥダダダダヴドゥドゥドゥハウっ!

All Or Nothing / Pennywise

衝撃のボーカル脱退から新ボーカルが加入して起死回生の先行トラック。パンクバンドでボーカル替わるなんてどうなるかと思ったけど……勢いがあってめちゃくちゃいいじゃん!
Cメロの哀愁あるメロコア展開がヤバイ。音源の先に汗をかきながら演奏するメンバーが見えてくるほど男臭い!これぞEpitaphって音。

Sleeping Giants / Hyro Da Hero

Blood Brothers + At the Drive-IN + IDIOT PILOTのドリームメンバーが集結。しかもロス・ロビンソンプロデユース。出来上がったのはRATMみたいな、でも彼らの個性のある曲。
一時期はこの曲ばかりひたすら聴いてキ○ガイのように頭を振りまくって聴いてました。ひとつの曲にここまで熱中したのは久しぶり。ヘヴィロック全盛期の感覚ですね。
アルバムは微妙だったのが残念。


⑤ THE SOUND DISTILLATION feat.IGNITION MAN / Back Drop Bomb

9年ぶりに音楽の世界に戻ってきたIgnition-man a.k.a ヒデボウイ(shakka zombie)とともに爆心。ガガガっと切り込んでくるサビのリズミカルなギターが良い。ボーカルラインが1stに近い旋律で涙もの。
Ignition-manの入り「Yo! BDB Stand up! Yo! SZ Stand up! Yo! 日本 Stand up! Ignition back again!!」もうこれで完全なまでにKOされました。

Varuo / Sigur Ros

中盤からの轟音ギターにただただ立ち尽くすしかない神々しい音。初めてHoppipollaを聴いた時の感動が再びやってきました。
最初は淡々としてるのに気付いたら音に囲まれてヤバいことになってる。
シガー・ロスの王道をあえてなぞったかのような曲。アルバム中唯一の轟音曲なのもありインパクト抜群。

江ノ島 / 平賀さち枝

フォーキーな女性ボーカルで聴いててウキウキしてくる。街中で聴いてるとスキップしたくなる危険な曲です。
歌い方がいいのかなぁ?掠れるように歌う「いつまでも笑いあった ハロー&グッバイ♪」がめちゃくちゃ好き。伊藤大地さん(Sakerock)の電車みたいなドラムも素晴らしい。
旅の出発BGMですでになんどもお世話になりました。気分が劇的に高まる♪

Little Talks / Of Monsters and Men

シガーロスの音楽を神が奏でる天上の音楽だとして、それを人間が演奏したら……?こんな音になるんじゃないでしょうか。音楽を奏でる楽しさ、神への感謝といった説明不可な音楽の魅力が詰まってる。
あと上半期のベストPV賞でもあります。ワンダと巨像風ノ旅ビトが好きな人はヒットすると思う。美しい。
ビョークシガー・ロスムームそしてこのOf Monsters and Men。小さい国なのにアイスランドってすごいな。


① 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ / モーモールルギャバン

「前を向くよ 僕はどこまでもジタバタ そんな風に君とこの時代を愛したい」。これほど胸を熱くさせる音楽はそうありません。
ゲイリーは3.11以降に音楽を信じて、音楽で世界を元気づけたいともっとも誠実に向かい合ったアーティストの1人だと思います。そんな彼らがマーチスタイルのスネアロールに合わせて力強くこの曲を奏でることはこのうえなく素晴らしいこと。
前曲『MY SHELLY』で「若さとは失う事怖れず走る誰かに揺さぶられても何も出来ない事」と歌われるのがまた良い影響を与えてる。
そしてなによりメロディがひたすらに優しくて切ない。J-POPです。



他には一部の間でダンスと共に爆発的に流行った「正常な脳 / 空きっ腹に酒」、店内BGMとかで流れると思わず反応してしまう「僕と花 / サカナクション」、この二人はホンモノのロックだ、と認識を改めさせられた「満月に吠えろ / チャットモンチー」なども気に入ってます。
ここで挙げた以外にも良い曲が多くてセレクトは本当に悩みました。


上半期でこれだけ良いCD/曲がでてきた2012年。
下半期もZAZENBOYSや七尾旅人、さらにDeftonesまで新作が予定されてる、と目を離せません!