soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/08/18 SUMMER SONIC OSAKA 2012 - MIDNIGHT SONIC(CALVIN HARRIS,2manydjs,SIMIAN MOBILE DISCO,ZEDD)

初日レポの続きで大阪の深夜サマソニ・MIDNIGHT SONICのレポです。今回は超豪華メンツ!これが無料とか〜。



CALVIN HARRIS

初日の大雨、免許書忘れて一時帰宅、1万2千円かけて舞洲へバック……と、色々あってやってきたMIDNIGHT SONIC。
昨年と人の入りが明らかに違う!一階フロアの1/4の埋まってなかったに対し、今年は二階席を開放してもフロアの奥まで詰まってる。そして客はハイになりまくり!大阪まだまだ電気だ!!


CALVIN HARRISのプレイはエレクトロなシンセがギュイギュイ唸ってる攻撃的な音。アルバムのポップな感触からは想像できないくらいにアッパー。
CALVIN本人もマイクを片手に煽る煽る!夜に向けていきなりぶっ放してます。
ラスト15分くらいしか見れなかったけど「タク代ケチらずにきて良かった!」と心から思いました。音楽で騒ぐ自分の理想の空間がここにあった。


自分は聴けてないですが、初日にトリRIHANNAが最後にやったCALVINプロデュース曲『We Found Love』もしれっとかけたみたいですね。


2manydjs

CALVINからノンストップではなく、合間に大きいセットチェンジ。スクリーンや大きいライトやら。
時計は2時を周ってたけどまだまだ人は残ってる。


灰色の液体がCGで描かれた女性の身体を通って下半身から流れ出る……と超悪趣味な映像でスタート。
ジャンルに縛られない有名曲をごちゃまぜにする音とかかってる曲のジャケを弄るVJのコンビネーション。こりゃたまらんわ!JUSTICEの十字架が別ジャケに急に落ちてきたり、SSS/YMOの教授が踊ってたり……どうやってんだ?と不思議に思いながらもどんどんテンションがアガっていきました。


選曲はなんでもあり。クラブサウンドの中にガンズやマシーン・ヘッド、Blurが入ってくる。しかも自然に繋がるのがすごい。
どっかんどっかん盛り上げて、締めは『Out of Space / Prodigy』から『UFO / ピンク・レディー』をどんどん高速にするという日本ファンサービスなのかよくわからないプレイで締め。
『Hey,BOYS!Hey,Girls』はやらなかったのかな?途中でコンビニ行ったのでその時にやったのかもしれません。



そのコンビニ。今年から舞洲アリーナの横にできた店舗です。
駐車場に散らばるゴミ、座り込む大量の人、店内の棚も商品ぐちゃぐちゃになってたり、レジ列に並びながらクーラー棚で商品を冷やしたり、買わないおにぎりを噛んでる人がいたりと世紀末状態。
2時間後くらいにちらっと見ると閉まってたけどあれは荒らしすぎたんだろうか?
次回開催に影響無いといいなぁ。

SIMIAN MOBILE DISCO

ステージ上は少しだけ簡易なセットへチェンジ。
ここいらで帰る人や寝転ぶ人など徐々に脱落者がでてきて全体の60%ぐらいが踊ってる状態。


プレイはドープなミニマル中心。CALVIN HARRISと2manydjsで騒ぎまくったフロアが無意識に身体を揺する状態へと導かれていく。フロアの状態をコントロールするさすがのDJプレイです。
自分も酒がだいぶ入ってとにかく気持よくユラユラ〜。


昨年に808 stateがかけた『Acperience 1 / hard floor』もかけました。今年のHard FloorタイムはSIMIAN MOBILE DISCO
SONIC STAGEくらいの大きい場所で聴く『Acperience 1』はヤバすぎです。
後半は『Hustler』など自分たちの曲もかけてアゲるところはアゲる。
今年のMIDNIGHTはホントにレベル高いわ。


ZEDD

客入りはピーク時の40%ほど。セットはSMDのまま。

すでに4時を回ってるというのにサゲ要素一切無しの攻撃的な選曲をかましてくる。笑顔で。
最新の元気なクラブサウンド代表・EDMの第一線で活躍しているだけはある。


3曲目ぐらいで早々と『SCARY MONSTERS AND NICE SPRITES (ZEDD REMIX)』をかましオーディエンスの目を覚醒させる。
『Slam The Door』『Shotgun』『Shave It』と激アツチューンを連発。『Slam The Door』の独特のリズムはマジヤバい。足殺し。
『ZELDA』のリミックスもかけてました。他にもカービィF-ZEROっぽいメロディも聴こえたような……全体的に任天堂っぽい。


嬉々とした笑顔でサウンドをコントロールする青年は盛り上げるのが楽しくてたまらない、って感じでした。
エレクトロもダブステップもブロステップも全部身体を大きく動かしてフルに騒ぐための音としてこちらに届けてくれる。
自分は床に散乱したゴミを掃除してスペースを作り、走り抜けるように騒ぎまくってました。単純な4つ打ちじゃないからこそできるノリ。SONICステージを端から端までスキップ気味に突き抜ける!最高に気持ちええ!!


もちろん最後までアッパーに攻めて時間は5:20。もう外が明るくなってきた。
全体力を使い切った……。



ラストのLOW-BROWは客数が50人未満くらいとかわいそうな状態だったけど翌日を考えてさすがに帰りました。タイムテーブル押しの被害を被った一人ですね。




2回目の大阪MIDNIGHT SONIC。
昨年を知ってる私からすればびっくりするぐらいに人が入ってました。ピーク時は15倍増しくらい?


屋台は飲み物のみ販売。氷結やソフトドリンクが最後までひと通り揃ってた。去年のポカリとMIDORIしかない悲惨な状況は改善されておりました。


ただおっちゃんが作ってくれたラーメンは無し。あれ美味しかったから楽しみにしてたのになぁ。サイトにも「食べ物の販売に関してはただ今計画中です」と書いてたのに……
代わりにコンビニができたから餓死は免れた。


帰りのバスはコスモスクエア行きと桜島行きを各1台で往復していた気がする。バス乗るまで結構並んだ。陽が出てきたし、酒飲み過ぎてトイレ近くなってるしでなかなか辛かったです。。
コスモスクエアまで約15分の乗車時間で着くのが救い


めっちゃ楽しかったー。盛り上がりまくってた!
人生で一番シアワセだった夜のひとつです。
ただコンビニのマナーの悪さはさすがにどうかと……。




高井田のスパ銭で汗を流して、仮眠室で3時間ほど眼を閉じる。朝食はコンビニ〜。
いざ二日目へ!
向かう道で燃え尽きそう……。