soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/10/17 ななのば(北出奈菜+嶽本野ばら)、JOJO広重+白波多カミン、SOLMANIA @ 難波ベアーズ

SOLMANIAとあっては行かねばならぬ……とチケ予約。
JOJO広重+白波多カミンも気になるし、ななのばの北出菜奈ペルソナ3アニメのEDや地獄少女3記EDを歌ってた人のノイズユニットだとか〜、面白そう!

SOLMANIA

会社出るのが遅れて見れたのはラスト5分ほどでした。
ベアーズに近づくと「ゴゴゴ……!」と外からでも外からでも凄い音。今からこの爆音の中に入っていくと考えると笑っちゃうw


ライブは地鳴りが続くような低飛空ノイズ。いつものスペーシーな感覚より地中に埋まっていくような音像でした。



周りを見渡すといつものベアーズと客層が違う。女性が7:3くらいの割合で多い。ちょっとゴスが入ったり、年季の入ったV系のファンみたいな空気のお客さんがいっぱい。北出奈菜嶽本野ばらのファンだろうなぁ。この人らはノイズとか聴くんだろうか……?

JOJO広重 + 白波多カミン

JOJO広重さんはギター、カミンさんはキーボード。もちろんやる音楽はノイズ。


最初はJOJO広重さんのギターがノイズを発する隣でカミンさんが涼宮ハルヒを黙読しながらキーボードを弄ってる。
JOJO広重さんのギターが荒れ狂うのに対し、カミンさんのキーボードは音が繊細。どれだけ鍵盤を叩いても音が変わらないのがもどかしさみたい仕草でキーボードに向き合っている。時折叫ぶけど音が爆音で聴こえないのがまた無力のもどかしさを助長させてて個人的にはゾクゾクくるものがありました。


しばらくするとハルヒを投げ捨てて熱が入っていく、キーボードを持ち上げ、地べたに倒し、足や腕しまいには全身を乗っけての演奏。音はギターにかき消されてるもののそのパフォーマンスは鬼気迫るものがありました。目が完全に入ってた。


JOJO広重さんは前半はエコーを使った演奏から少しづつ完全なノイズへと移行していく演奏でした。次第に激しく。アクションもカミンさんに当たるんじゃとヒヤヒヤするくらいにギターネックを振り回す。
一瞬音が止まって戻ってきた時、人力で交通事故のショック映像みたいな音になったのはスゴっ!って吹き出しました。
ストロークは超高速。人間の腕ってあそこまで高速にうごくもんなんか。


なかなか見応えのあるアクトでした。

ななのば(北出奈菜+嶽本野ばら

最初に書いたアニソンも歌う歌手・北出菜奈ロリィタ/怪奇小説家として一部の間で超人気な嶽本野ばらのノイズユニット。前者がCDJ、後者がギターを担当。


ガチノイズ。アニソン歌手がこれはノリピーどころの騒ぎじゃない!
北出さんが強引な切り替えでCDJでリズムを作る。たまに金切り声で叫ぶ。
ギターは電気ドリルも使ったりして雑音を発してる。


アニソン歌手&小説家のノイズとしてはかなり本格的でしたが、前二組と比べるとどうしても迫力不足は否めないところはありました。
後ろのスクリーンで延々と流されてた映画版けいおんの映像に気を取られたのもあるかもしれません。思い入れ強すぎてセリフ脳内再生ゲームしちゃう。
しかし北出さん、タンクトップから覗く腕が細っ



JOJO広重+白波多カミンが面白くて満足できるノイズな1日でした。
白波多カミンさんのブログにもレポ的なモノが載ってます。
なるほどハルヒの台詞を叫んでたのか。