2013/02/17 JOJO広重 × 3月33日  @ 難波ベアーズ

ライブ休止宣言をしている3月33日にとって最後の大阪ライブ。大好きなバンドだから絶対見ておきたいライブでした。
JOJO広重さんとのツーマンでコラボ・3階33段も期待。


この日はベアーズの昼ライブでした。昼ベアーズは初。
中に入ると……おぉ、人がいっぱい!?30〜40くらい入ってました。JOJOさんとのツーマンとはいえ3月33日のライブにこれだけ人が集まってるのを初めて見た。なんだか嬉しくなってくる。


10分遅れただけなのに先手のJOJOさんがスタートしてました。
ベアーズにしては珍しい。昼だから?

JOJO広重

開始に3月33日について喋ってたみたいだけど遅刻して聞けず。どんなことを話してたか聞きたかったなぁ


JOJOさんの歌モノソロは初。
山本精一さんと同じエレキ+歌のスタイルでも表現方法は全然違う。フォーキーで素朴な山本さんに比べて、広重さんはもっとロック。
心の奥底に溜まった感情を絞りだすように歌う。高速ストロークでギターを弾いてモロにノイズな場面もありました。


重いリフを繰り返し弾きながら歌うのはインダストリアル的でもあるなぁ、とか思いました。
曲はカバーが主だった模様。
ハードな曲を連続でやってた中で披露してた『メシ食うな!/INU』のカバーが良かったです


JOJO広重さんのソロも山本さんとはまた違った味があるなぁ。


3月33日

この日以降、しばらく彼らのライブが見れなくなると思うとこちらもしっかり見届けようという覚悟でスタートを待ちました。


もそもそと準備して、深呼吸で気合を入れて、最初に演奏されたのは……いきなり『永遠』!?1stミニ・アルバムの素晴らしい曲。うわ、こりゃくるわ〜。
コーラスが重なる様がとても美しくて早くも泣きそうになりました。
メンバーの目元も気持ち潤んでるように見えた。


この日はベースのチェブさんが元気でした。よく喋ってたし*1、演奏も楽しそうに身体を弾ませて演奏してた。はりきりすぎてハデにミスして曲をやりなおす場面もあった。微笑ましい光景。


バンド全体でもかなり集中してて、3曲目と早い段階でやった『黒』では広がっていくサビで熱の篭った演奏を聴かせてくれた。
楽しい気分になる『病み上がりの夕空に』ギターソロが綺麗な『月の光の下で』フォーキーなメロディにホッとする『かえる電車』など彼らの優しい演奏と天使のようなコーラスワークが遺憾なく発揮された楽曲に何度か泣きそうに。
歌詞も「君が過去に置いてきた世界の 永遠を願う(永遠)」「電車が月に乗って 地球をひと回り そのまま君がいたなら 今日が始まる(かえる電車)」などライブ休止と紐付くように感じていつも以上に響いてくる。僕の隣の人なんか号泣してました。*2


前回の四万十川友美さんツーマンでは『青』の暴走パートでギターのくらみつさんが(暴れすぎて)音が出なくなって悔しそうにしてましたが、今回はトラブルもなく強力なノイズギターをかましてました。
その倉光さんが珍しくMC*3をして最後に「2月22日の夕暮れ」 で”3月33日”としてのライブは終了。


次はJOJO広重さんとのコラボ。

3階33段 (JOJO広重 × 3月33日)

気弱そうな3人の真ん中にイカツイ風貌の男性がギターを構える構図はなんとも非日常な感じがしました。
JOJOさん曰く「こんな自己顕示欲がないミュージシャンはいない」


まずは『春』
JOJOさんは最初クリーンなギターを弾いてて大人しくしてるかと思いきやサビでがっつり大音量。正直、うるさすぎて曲にハマってない。3月33日も気圧された風で、アウトロはノイズギターに合わせることができずにグダグダに終わってしまった。
「このまま歪なまま終わってしまうんだろうか?」っていう緊張感が生まれてくる。


次に『川に足をさらしながら』。大好きなイントロで感情の壁が崩壊しそうになる
JOJOさんはブレることなくここでも大音量。でも紡ぎだすフレーズがDinosaur Jr.みたいな哀愁に満ちててグッときた。爆音の後ろで聴こえる3人の「ラララ〜♪」もアンバランスで面白かった。今回は良いコラボレーション!


最後に「3月33日を初めて聴いた時チューリップ(バンド)を思い浮かべた」ってことで名曲『心の旅』をカバー。
全員で歌うサビがパワーに溢れてて素晴らしかった。僕の中でもこんどこそ感情がぐわーと身体を巡って本気で泣いてしまいました。
後半はノイジーな演奏に変貌。JOJOさんだけでなく3月33日も迎え撃つように暴走。全力で応える3月33日にJOJOさんも満足そうな笑顔を向けていました。良い絵だ。くらみつさんは手から出血する勢いでギターをかきむしってました。
素晴らしいモノを見させていただきました。


アンコールもあり。
予定になかったという事でセッティングを直しながら選曲してました。「最後を飾るなら『デューカ』かな、と」思ってたらくらみつさんが「違う曲をやろう」と提案。ドラムのNGTさんは「出来るかな」と仕切りに不安がってましたが。チェブさんの「大人の階段を登ったじゃないか」って一言で決まりました。


演奏された曲は新曲なのか僕は聴いたことがありませんでしたが、これ以外に考えられないあの瞬間に合った歌詞、曲でした。




ライブを終えてベアーズの外に出ると太陽の光が目に入ってきました。それがまたよかった。
昼ってのがよかった。このライブの後に外でたら夜ってのは考えられない。


目立たない方向に個性的な3人が紡いできた優しい歌の集大成。素晴らしかったです。
規模はフジロックのThe Musicのラスト・ライブなんかとは比べ物にはならないけど同じくらい素晴らしかったと思う。
バンドにとって大きな意味があるだろう演奏をあれだけの人が聴いてくれたのは”この世界”において喜ばしいことではないでそうか。ぜひ再活動時までの糧にしてほしい!


*1:”ハピネス”や”大人の階段”という名言も誕生

*2:知り合い?ファン?

*3:「3月33日というのは来そうで絶対来ない日。最後に絶対に来る2月22日の曲をやります」