「王道は楽しい」メッセージをそのまま体験できるリトルウィッチアカデミア

近今のアニメの傾向とリトルウィッチアカデミアの登場

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上の記事で取り上げられてる作品は「魔法少女だから子供向けだと思って甘く見てると、大人も楽しめる深い内容で驚かされるぞ」って語られ方をよくされてます。魔法少女モノの限らず近今のアニメは細かい設定や人間心理を描く、言ってしまえば小難しい作品が重宝されてます。


そんな現状に真っ向から”王道の面白さ”を突きつけたのがyoutubeで無料公開されてる「リトルウィッチアカデミア」です。


無料でアニメ映画「リトルウィッチアカデミア」全編をYouTube・ニコニコ動画で公開 - GIGAZINE


私はアニメミライとして映画館で上映されたのを見に行った際に、このアニメにいたく感動しました。
元気よく動くキャラ、感情が出た声、壮大な音楽、そしてワクワクするわかりやすいストーリー。とても”王道”な作品です。
そしてスゴイのが”王道で楽しい”のが作品の内容とリンクしているところ。

冒頭シーンのアツコと視聴者のリンク

最初のシーンからして完全にヤラれました。シャリオのショーを見て目を輝かせるアツコの表情が生き生きとしてて映画を見ている私(客)も同じ気持ちになる。作品のキーとなる部分をわかりやすく教えてくれる冒頭のシーンは「ライオン・キング」の始まり方を彷彿とさせます。”自然の力強さ”と”ライオンの絶対的カリスマ性”を端的かつ感動的に表現したあの名シーン。リトルウィッチアカデミアもあれに匹敵する良いはじまりです。
ちなみに冒頭にはさりげなくダイアナも居ますね。かわいい顔でショーが始まるのを待ってる。芸が細かい。


剥き出しのメッセージ

本編が始まっても、デフォルメされたアニメ的表現で活発に動くキャラたちに魅せられ、感動のフィナーレまで食い入るように見てました。


そして終わったあとに気付くのが、話にこめられたメッセージをそのまま「作品を見る私たちに経験さている」ところです。
子供がワクワクするシャリオ(=王道)はやっぱりスゴかったんだ、って内容。それがそのままこの映画の内容に当てはまる。よくあるストーリー、使い古された設定、子供のころに見たことのあるアニメ表現。それらを最高の見せ方をすることで「王道って面白いな!」という気持ちを観客にそのまま体験させる。


メッセージをアニメでぶつけてきた。
ここが一番感動した点です。「自然を大事に」とか大きなテーマのアニメはよくあったけど、ここまでピンポイントで個人的なテーマをぶつけて見事に成功したアニメは、リアルタイムで見たのは初めてかも。ウチの爺さんが「マンガは手塚治虫以降はメッセージのあるモノが無い」とよく言ってる意味がわかった気もします。
この作品が”ロック的なメッセージのこめ方”をしてる、と思ってしまうのは私が音楽好きだからでしょうか?わかるひとにはわかると思うんですが。


最近は尖ったシナリオのアニメが多い。でも個人的にそういうアニメはまどマギでピークを迎えて、以降は視聴するのに疲れてしまいました。逆に「王道なアニメが面白いな」と思うようになり、ガールズ&パンツァーでその考えが強まりました。
そんなタイミングにこの「リトルウィッチアカデミア」が自分直撃なメッセージを放ってくれた。

体験できるリトルウィッチアカデミア


純粋にワクワクできる”王道”である。
作品に”メッセージ”がこもってる。
そしてその王道とメッセージを身を持って”体験”できる。


メッセージと客の感情が見事にリンクしてる。体感型のアニメ映画と言っても良いのではないでしょうか。

まだ見てない人は絶対見ておくべきです。
ただですね。映画館でなくyoutubeで見て同じ感動を得られるか、ってのは私はわかりません。Youtubeが初視聴という経験は私は絶対にできませんから。
映画としてのリトルウィッチアカデミアとyoutubeとしてのリトルウィッチアカデミアの違いについてはまた次の記事で……。


という記事を書いて「GWも始まったらみんな見よう!」と締めるつもりが書き終わったのがGW最終日……。