EP-4[佐藤薫、ユン・ツボタジ、鈴木創士、山本精一、YOSHITAKE EXPE、須藤俊明、千住宗臣、家口成樹、タバタミツル、ルビオラ]、KLEPTOMANIAC+伊東篤宏 @ 京都 KBSホール

EP-4が約30年ぶりに結成の地・京都でライブ!……らしいですがEP-4は名前をチラッと聞いたことがあるぐらいで個人的な思い入れは特に無かったりします。PARAメンバーを中心とするサポートメンバーの豪華さに惹かれてチケ購入。でもフライヤーとかの煽り方がうまくて日にちが近づくにつれ期待が増してった。




KBSホールに着くと「アンダーグラウンドな音楽でよくこんだけ集まったもんだ」ってくらいの人が入ってました。感覚に余裕はあれどとりあえずKBSホールが埋まってた。
ロビーではぴいち姫(=二代目アリスセイラー)がフリーライブしてたり、”EP-4”とボディペインティングするコーナーがあったりでちょっとしたお祭り状態。ただ綺麗に整ってるわけではなく無法地帯の、Bakuto的なお祭りの空気です。


Kleptomaniac+伊東篤宏

KleptomaniacはDIY Heartに提供してたMIXが好きで興味があった女性DJ。
この時はステージではなくホールの真ん中にあるPA前がライブスペースになっており、演奏者をオーディエンスが囲ってるのはアブナイ感じ。


Kleptomaniacの紡ぎだす土着的なダウナービートも良かったんですが、度肝を抜かれたのは伊東篤宏の蛍光灯と音が一体化したノイズ発生装置。視覚と聴覚が同時に刺激されるインパクトは強烈。また聴こえてくるノイズが気持ちいい。足元のギターペダルで音色に変化を与えてました。
重いサウンドに刺激的なビジュアル。ヤバイ空気が充満してました。ガチガチに踊らせる感じではないけど確実に理性を蝕んでいく。


めちゃくちゃカッコイイパフォーマンスでした!アートでもあるし、音楽ライブでもある。


演奏が終わると同時にEP-4の演奏がスタート。つなぎがスムーズすぎてまだ伊藤さんのパフォーマンスが続いてるのかと思いました。最高のコンディションでメインにバトンチェンジ。




EP-4

ボーカルでありリーダーである佐藤薫さんのオーラがすごい。長身でクールなルックスは立ってるだけで様になる。
パーカッションのユン・ツボタジさんもゆったりと身体を動かす独特のノリ方で個性抜群。無重力空間みたいな叩き方。


音は黒いエレクトロ・ファンク。宇宙的なところもあるけど神秘な感じがない。どちらかといえばインダストリアルな無機質性、冷たさが際立ってる。
工場と宇宙が直結してるみたいな不思議なイメージが頭に浮かびました。


どうも音のバランスが悪くて佐藤さんのボーカルがほとんど聴こえなかったのが残念。*1「マイク聴こえんぞー」ってヤジも飛んでました。
あと山本精一さんのギターも弱々しかった。サングラス姿でアグレッシブに演奏してたけど音が小さい……。YOSHITAKEさんと交互に弾くパートなどでは差が顕著でした。

身体を動かしたくはなるんだけど、いざ踊ろうとすると踊りにくい謎のグルーヴ。ガチに踊るには周りをきにせず自分の踊り方で踊るしかない。そんなこともあってか客の多くはほぼ棒立ち。もうちょっと盛り上がって欲しかったなぁ、って気もする。右前の方は比較的好きなように踊ったけども。


個人的なハイライトはラスト3曲で登場したルビオラさん。キレっキレの動きでTENORI-ONを操ってたのが最高にかっこ良かったです。TENORI-ONの"演奏"であそこまで見せれるもんなんだな。


本編最後はKRAFTWERKのRADIOACTIVITY(放射能)のカバー。この時だけはボーカルが聴こえました。
ビオラさんのTENORI-ONには原発マークとSTOPの文字が表示されてる。明確な反原発のメッセージ。TENORI-ONの資格情報はVJよりも脳に焼き付くなぁ。なぜだろう。
3日前にクラフトワークの来日ライブに行って本家のRADIOACTIVITYも見たわけですが全然違うノリですね。本家はシリアスなムードで恐怖感を煽るけど、EP-4 ver.は世界がおかしくなってるシュールな感じ。
アンコールも一曲やって終了。


ぶっちゃけこのメンツだったらもっとできたのでは?とも思います。何より音のバランスが気になりました。
でも伝説と言われるだけある圧倒的な存在感は見る価値がありました。佐藤さんめっちゃカッコ良かった!



個人的にはEP-4よりKleptomaniac+伊東篤宏の方に惹かれたかな。蛍光灯パフォーマンスは衝撃的でした。


EP-4が終わって出たらロビーでぴいち姫が東方を歌ってて雰囲気ぶち壊し、もといカオスでした。

*1:PAが悪かったのか、元々そういうサウンドなのかはわからず