2013/06/17 LAU @ 梅田クアトロ

「最もライブがエキサイティングなグループ」などと各メディアから絶賛され続けるケルティック/トラディショナル・フォーク系のアコーディオン、ギター、フィドルの3人組。並外れた演奏テクニックと温かみのあるメロディの質の高さが魅力の人達です。
クロノ・クロス世代として、たまーにこういうケルティックなバンドのライブに行きたくなります。LAUのライブは初。定評のあるライブをついに体験できることを楽しみにしてました。


チケットの種類はオールスタンディングになってたけどフロアには椅子あり(自由席)。フロアの端から端まで椅子が用意されてる。ベアーズはもとよりシャングリラに比べてもいっぱいあるなー。
年齢層はめっちゃ高い。30代……どころか40代がメインか?もう少し若者もいると思ったけど自分が一番若いかもしれない、ってくらいでした。ちょっと意外。




物販を見てみると……あれ?新譜が出てる?夏となってたからまだ先かと思ってた……。ただリリース前情報でエレクトロニクスが大きく導入されている、と聞いてました。
ライブが始まると、なるほどルーパーを使ったりとその要素が見え隠れしてる。特にアコーディオンは改造されて手のひらサイズの小型キーボードがくっつけられていて、曲によっては電子音を加えていました。
曲自体も過度な盛り上がりを含むより電子音を取り入れた実験的な曲が多い。しっかりと音を組み合わせて曲を構成していく演奏はエレクトロニカな感触もある。ただ伝統的なフォークをなぞるだけでなく新しい音に挑戦的な人達だなぁ、と思いました。熱量のあるライブを想像してたのでこの変化は意外。


なお東京公演で共演するユザーンが

という(色々な意味で)驚きのツイートをしましたが、「Yesterday, we saw a craziest music!(昨日はもっともクレイジーな音楽を聴いてきたよ)」としっかりとこの事を触れてました。この人らの音楽を受け入れられるなら常識でとらわれる音楽をやってるはずがない!と確証を得たしだいであります。ってか楽しんでくれたようでよかった〜……。




途中に休憩を挟んで(おそらく)新譜からメイン。知ってる曲はラスト3曲*1だけでした。


本編ラストは『Alyth's / Muckle Moose On the Muin』。ステージ上を飛び跳ねるフィドルがものすごく心地よい。新譜とはパワーのベクトルが違う。


アンコールでは必殺曲『Hinba』。とにかく素晴らしかったです。切なさと明るさを兼ね備えたケルティックらしい旋律、プログレと言っても差し支えのない複雑な構成、ものすごい熱量の演奏。ひたすら気持ちが高まりました。中盤の暴走部分は全員が痙攣するように乱れた演奏。前日にベアーズ行ったから、とかじゃなくて元来この人たちはぶっ飛んでるんだなぁと。
最後にメロウな『Gallowhill』。またこれが素晴らしかったです。聴いてると泣き崩れそうになる優しさ。心に染み入ってくる演奏。たまりません。




実験的な要素の大部分を担うアコーディオンフィドルの座りながらのダイナミックな動き/演奏、全体を支えるギター(しかも歌ってもめっちゃいい声)。興奮と美しさの同居。「もっともエキサイティングなライブ」と言われるのも納得のライブでした。


とにかく曲が良い。そして演奏が良い。上質の音楽を聴いた〜って気分で帰宅しました。


*1:CDはLiveしか持ってません