2013/09/22〜23 Zettai-mu 18th anniversary (DJ DOPPELGENGER、東京月桃三味線、白壇、Jizue、shing02 jizue、1945 KURANAKA、KODAMA KAZUFUMI、田我流、DRY & HEAVY、YAPAN、DJ DYE、O.N.O、SOFT、CALM、KETARA、Citizen of Peace、Turtle Island)@ 府民の森ひよし


18周年は京都の森でキャンプインフェス!この会場はstarfesも開催されててどんなところかと興味ありました。


鬼のようなメンツです。舞音楽祭ならメインでやれるような人たちがサブステージにズラっと並ぶ。


府民の森というロケーションも行ってみたら最高でした。自然の真ん中でのどか、提灯やオブジェなどデコレーションも凝ってる。そして肝心のステージもデカくて夢の様な場所。



でも正直なこと書くと驚くほど充実感は無かったです。なんでかっていうと客がまったく踊ってない。DJブースを足もうごかさずに棒立ちで見てる。ここまで音楽で盛り上がってないフェスは初めてでした。


タイムテーブルは無し、本当にどこにも貼られてない。どっちが会場かの案内も無し。テントをどこにはるかの説明も無し。致命的だったのがフード出店もほとんど無し。スタッフも少ない。
レイヴ、フェスとか”お祭り”なイベントより”クラブ”な人らのイベントなのかなぁと、感じました。
みんなでキャンプしてるしゃべるのが楽しいとか過ごし方によるかもしれないけど……俺はこのノリは馴染めなかったなぁ。


と、ネガティブな話はここらへんまでにしといて当日の話。
テント作るときに気になったのはStarfesでウワサになってた動物のフン。なんのフンか正確にはわからないけどウサギのフンみたいなのが大量に落ちてました。カラカラに乾いてるけど気持ちのいいものではないな。


テント立てたら会場を探索。
広い高原、坂に設置されたボックス型のオブジェ(夜にとても魅力的なデコに)、ライトのついた棒が円形に立ってたりとワクワクする。
小さな丘に登ると会場全体を見渡せる。いい景色だー。


メインステージは舞音楽祭に近いぐらいに大きい。KURANAKAさんが関わってるだけあって音もいい感じ。
サブステージは小さめのDJブースです。

DJ DOPPELGENGER (サブステージ)

CDは和とダブステが融合してて好きなんだけどDJではほとんどかけてなかったみたい。
うーん、思ったよりダブステじゃなくてそんなにビビッとくるものは……。


東京月桃三味線 (メインステージ)

三味線の人のソロ。素人目には普通に三味線でなんでこのフェスに呼ばれたのかな、と思ってたんですがどうやらクラブ系の人らとコラボして演奏することも多いみたいですね。
おそらく関係者であろう女将さんみたいな着物を着た人が見守ってるのがよかった。




空が暗くなってきて夜に。
ライトのデコレーションが本当にきれい。フジにも負けないぐらい。
特に素晴らしかったのがサブステージ横のプロジェクトマッピング。斜面に置かれたハコに照明を当てて幻想的な空間を作ってました。コレはずっと見てられる……。


白壇 (サブステージ)

女性二人でノリノリ。なかなか良い。サイケデリックな照明が合ってました。

Jizue (メインステージ)

いわゆるインストジャムバンド。フラメンコみたいな熱いフレーズもあり、ポストロックのようなスカッとするフレーズもあり……さらに一発でハートを掴むJ-POPばりにキャッチーなフレーズが散りばめられててかなり良かったです。

shing02 jizue(メインステージ)

Jizueをサポートバンドに携えて。聖人みたいでとにかくオーラがすごいなー。

1945 a.k.a. KURANAKA (メインステージ)

さすがこのイベントのドン。音の迫力がすごい。メインステージは完全にダブ向けのスピーカーよね。低音がアホほど出る。
ここらでようやく私もスイッチが入ってきました。ノレる。


後半からサウンドチェックしてるこだま和文さんがKURAAKAさんのダブにアドリブで合わせてくるのがカッコ良かった。

こだま和文 (メインステージ)

KURANAKAさんをバックに携えて日本のダブのトランペット・レジェンド。
圧倒的な説得力。トランペットが歴史と悲しみを帯びてる。


ポエトリー・リーディングも披露。原発、今の日本に対しての重いメッセージ。説教臭くもあるけど、その真正面に生きている姿に涙が出てきました。


最後にやった「What's a wonderfull world」は祝福的。このころには魂持ってかれました。音楽が良いのはもちろんなんですがそれ以上にアグレッシブさは一切ないにもかかわらず、ライブに命を置いていくかのような重さが衝撃的でした。


田我流 (メインステージ)

話題のラッパー。アゲアゲなのもメロウなのも行けて自分のなかではどんなラッパーなのかと掴めてなかった。


このイベントは終日あんまりステージ前に人が集まらず、少し離れたところにイスに座ってる人が多かったです。そんな状況を「後ろのほうでみてんじゃねーよ」と。無遠慮で不満をぶつけてくる。


田我流の姿勢に感化されてか「やべー勢いですげー盛り上がってる」ひとりの男性客がステージに上げられた時は「俺はこの日を楽しみにしてたのにっっっっ!!」と田我流&MCsもおもわず引くような魂の叫びをあげてました。僕には盛り上がらない会場への不満をぶつけるように見えました。


田我流は想像以上にワルガキ。遠慮なんてせずに思ったことがそのまま口に出る。ラップ界の千原せいじ。彼の言ってることが100%正しいとは思わないけど、止まらない姿勢はそんじょそこらのラッパー/アーティストとは別次元にいるなと感じました。


最後はEVISBEATSの「ゆれる」でフィニッシュ。



DRY & HEAVY (メインステージ)

ドラムを絶妙なアクセントで叩いててズレそうでギリギリでズレない。零れ落ちそうな玉を見てるようなドキドキハラハラのグルーヴ。
普通の音楽はドラムもベースもピアノもギターも一緒のテンポで”走ってく”もんだけど、DRY &HEAVYのドラムは一小節の中でドラムがスピードを落としたり上げたりしてる。BPM違いやポリリズムとは違う。今まであまり経験したことのなビートで正直なとこいうと馴染めませんでした。


緊張感はスゴかったけど、ウワモノなどあまり「良い!」とは思わなかったです。ただこのグルーヴは体験できてよかった。今後の音楽生活に大きな影響しそう。


時間も午前2:00をまわってすっかり真夜中。夜霧が出てきました。照明が滲んで視界が全部ぼやけててすごい空間。ほんとロケーションは素晴らしかったです。非現実感がハンパ無い。


YAPAN (サブステージ)

琉球ディスコの人。あら、DRY & HEAVYよりこっちのほうが踊れて楽しい?

DJ DYE (サブステージ)

ブルーハーブのライブDJことDJ DYE。TBHのイメージとは違い、がっつり踊らせるダンスミュージックなDJプレイでした。
つい先日に衝撃的な新作を出してきたKANYE WESTを早くもぶち込んできたり、と盛り上げるスベを知り尽くしててアガりました。サブステージでは一番良かった。


O.N.O (メインステージ)

ブルーハーブのトラックメーカー。TBHとは作風が違ってめっちゃパワーのあるエレクトロニカみたいな。


ボサボサでダメ男なひきこもり的な風貌。EYEやAxSxEとかあっち系の雰囲気が出てる。中腰になりながら卓に乗ってるゴツイ機材を弄ってるオタクな様(≠アニオタ。機械狂いやマッドサイエンティスト的)は明らかに常識離れしてる。


音量がものスゴかった!!スピーカー前にいたら殺されるんじゃないかとすら思いました。冗談抜きで音で身体が飛ばされるんですよ。音で喉が震えるからまともに呼吸できない。嘘だろ、こんなの。


それをあの冴えない感じの男が無表情に出してる。それがスゴイ衝撃でした。
たぶん2013年に聞いた中で一番えげつない音量/音圧。焚いてるスモーク+ 自然の夜霧にブルーライト。ちょこっと情緒のあるフレーズとかも出てきて……エグすぎて発狂しそうでした。


文句無しにベストアクトです。2013年に見たライブでもトップレベルの衝撃でした。


運営や客層に不満がありながらもこのイベントを思いっきり悪くは言えないのは、こんなヤバい体験させられてるから。


SOFT(メインステージ)

前にRoToRで見た時はよくなかった。けど今回は良かったです。ガッツリアッパーな感じ踊れました。


途中さっきまでライブしてたO.N.Oさんが近くにきて一番踊りまくってた。終わると同時に髪を掻きむしりながら「やべーーー!かっけーーーー!!」。声は少年みたい。やべぇ、この人おかしいわ



CALM(メイン)

4:45スタートのはずが5:30ぐらいからとかなり遅れてのCALM。もう夜明け……というより朝です。ちょっと想像してたシチュエーションとは違うな。音も案外ノリノリな感じでした。



2時間ぐらい仮眠。本当はもっと寝たかった……。
起きたら朝の部。

KETARA (メインステージ)

アコースティックでアンビエントな。楽器弾きながらループさせていくスタイルです。


朝日を浴びて暑苦しいテントの中で死にそうになりながらも音は気持ち良い……。あれ、俺昇天してる?
このアクトもかなり良かったです。派手にタイムオーバーしてたけど。

Citizen of Peace (メインステージ)

唯一の外国人アクト。


食べるものがなくて死にそうになってた。
朝はあんまり記憶がないですね。

Turtle Island (メインステージ)

ラストアクト!
日本的祭りな音楽要素にハードコアを打ち込んだお祭りハードコア。


前列は野蛮なモッシュ。やっと盛り上がった!やっと馬鹿騷ぎしはじめた。小学校低学年の時に上級生が棒倒しを見たのを思い出すような荒々しいモッシュ


知ってから知らずか「こんな良いロケーション、さぞかし盛り上がったんでしょう」とMC。返事する声も戸惑いを感じましたが……。



O.N.Oさんは最高のアクトだったけども、「うーん、なんだか楽しみきれてないなぁ」と感じる時間のほうが長かったです。


ロケーションは最高だったのになぁ、なんであんなに盛り上がらなかったんだろう。