soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2013/11/23 3月33日、OOH(井上智恵、増田哲治)、田中亜矢 @ R公会堂

このブログでもちょこちょこ登場してる近所のライブスペースで。
なんと大好きな3月33日がやってくる!4月の白波多カミンさんといい、シンパシーを感じるブッキングを組んでくれます。


到着すると席はほぼ埋まってる!今回も盛況です。



まずは3月33日から。マイクもスピーカーも使えない環境をどう対応してくるか?

3月33日

ミニアンプにエレキとギター。ドラムセットは持ち込めないのでジャンベみたいな太鼓を手で叩いてました。元々かぎりなくソフトなドラミング*1をする人なので打楽器が変わってもまったく違和感無し。この人なら机を指で叩いても同じ空気が出せるんじゃないかな?


全体の音量もばっちりで3月33日の穏やかな部分がジワーっと空間を温めてくれる。なんど聴いても惚れぼれとするコーラスの重なり。素晴らしいです。大好きな「川に足をさらしながら」もやってくれました。

1.2月22日の夕暮れ
2.白
3.日々とそれ
4.茶
5.ベランダ
6.川に足をさらしながら


活動再開後にはじめて見ましたが変わらずの良い演奏で安心しました。


OOH(井上智恵、増田哲治)

アナログ・シンセのデュオ。見るからに古そう〜なヴィンテージのシンセを使っておられました。音もヴィンテージ。機械なのに不器用で温かい音。ブツっブツっと途切れる音にすら人肌を感じました。
アナログシンセを演奏している手元をじっくり見たことはなかったので興味深かかったです。こうやって曲にしていくのかー。


3月33日の時に隣の店のラジオが聴こえてたんですが、この人たちの時にこそ鳴ってたらいい感じに溶け合ってただろうなぁ。

田中亜矢

ギターの弾き語り。知らない方だったんですがR公会堂・店長の長辻さんと仲が良いみたい。お子さんを連れてこられてて、このイベント中ずっとみんなに可愛がられてました。


演奏も歌も落ち着いてて(主に母として)悟ったような、自分のようなまだ人生経験の少ない人間には出せない空気がありました。
そんななか「ひーとつ ふーたつ♪」と歌う一曲だけダークな曲があって印象に残ってます。みんなのうたの怖い曲を見てるみたいな気分になった。


最後にギターに店長・長辻さん、腕の中にお子さんを招いて一曲。二人の女性が温かい目でお子さんを見つめながら歌う姿はこれ以上ないくらい素敵な絵でした。
曲が終わる絶妙なタイミングで眠りにつき手に持ってたリップスティックを落としたお子さんは才能ある(笑)





R公会堂で”親と子”をがっつり見たあと、近所のスーパーに寄ると子供の頃にアホみたいに聴きまくった「そり滑り/ルロイ・アンダーソン」が流れててニンマリが止まんなかったです。


どの3組もかぎりなく穏やかな11月のライブでした。

*1:音をソフトにするためスティックは菜箸を使用してます