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2014/02/09 TRANSPARENTZ<山本精一+日野繭子+HIKO+isshee>、オシリペンペンズ @ 難波ベアーズ

伝説的な女性ノイジシャン・日野繭子さんが2013年に新始動させたバンド・TRANSPARENTZ。ついに大阪降臨!すでに東京で見た人たちから「すごい!」と聞いてたのでこの日を楽しみにしてました。


客入りはすし詰めまでにならずちょうどいい感じに盛り上がれる人口密度。関西在住のノイズミュージシャンの顔もチラホラ。


オシリペンペンズ

先月の突然の迎さんの脱退によりいままで専属PAをしていた道下さんがドラム。新体制ペンペンズのライブを見るのは初です。


タコさんがいきなりフロアの真ん中でビール瓶を割ってPA横のスピーカーに乗ってアジる。その間に素早く割れた破片を掃除するベアーズスタッフの手際良さに感動w
スピーカーを持ち上げようとする場面もありましたが(力が無いから)持ち上げれてませんでしたw


バスケユニフォーム(スチャダラパーのグッズ?)にジャケット、キャップを被ったモタコさんがイケメンすぎました。昔のロン毛時代からは想像もつかないなー。
道下さんはハイハットの叩き方など迎さんを真似てる感じ。というよりあの特徴的なドラムを叩こうとすると似たような動きになるのかな?スネアとフロアタムを同時に叩くの多用してるのが印象に残ってる。たしか迎さんはあまりやってなかった気がします。


ドラムが変わっても想像してたよりしっかりと完成されてました。でも今までの、モタコさんを見て「面白い!」、キララさんを見て「すげぇ!」、迎さんを見て「どんな頭したらこんなん叩けるんだ!」ってワクワクは薄れたかも。まだ発展途上?


「あへん」「ゲバ棒」「デロリアンノーリターン」「嗚呼!地獄」「女の裸」「ゴリマッチョ」「コミュニケーション・ブレイクダウン」「モタコの恋愛必勝法」「ファッションチェック」「時は来た2000」
オープニングアクト扱いで短い持ち時間かな?”と思いきや意外とがっつりやってました。全体的にハチャメチャさより曲の良さをしっかりと聴かせてくれた気がします。


キララさんがモタコさんに「ウチのギターが面白い話があるらしい」と無茶ぶりされて、コソコソとしゃべってイントロ弾き始める→モタコさんがオイオイと突っ込む×3っていうくだりがまるで芸人で面白すぎました。キララさん好きやわ―


TRANSPARENTZ(日野繭子 + HIKO + 山本精一 + isshee)

サウンドチェック中に山本さんのスピーカーからものすごい音量が漏れてくる。あ、これヤバいヤツだ……。
セッティング中の日野さんは感じのいい女性でぱっと見ノイズ系の人とは思えない。「小さい女の娘に前を譲ってあげてねー」とか優しい言葉も投げかけてました。


その日野さんもサングラスをかけて戻ってくると雰囲気が違う……。いよいよ期待のバンドのライブスタートです。


最初の第一音が発せられた瞬間に「天変地異!」と思いました。そんぐらいの大々々々爆音!!


HIKOさんのドラムはバケモノ級。ひたすらブラストビートを叩き続けてました。止まらないし休まない。


日野さんは鉄板やイスに置いたエフェクターを弄る。光に反応するっぽい機器を使ったりもしてました。ナニやってるかよくわからないけどオーラがスゴかったです。イスに置いたエフェクタを踏みつけるように操るのが絵になってる。


山本さんは一番の爆音を出してました。高速ストロークによるギターノイズだけでなく、初期ボアダムスのようなドゥーム系のフレーズも弾いててカッコよかった。卓に置いたエフェクタを手でバンっと押すと大爆音に拍車がかかります。キ◯ガイのように同じフレーズを弾き続けるのもよかったなぁ。いろいろとやってて飽きなかったです。


以上3人が大暴れするなかでグルーヴィなリフを弾いて土台を作るissheeさん。見た目はジャズバンドででもプレイしてそうなおじさまなのにノイズバンドに溶け込んでる。TRANSPARENTZにおけるベースの存在感はデカイです。このベースのおかげで”バンド”になってた。


ノイズなんだけどリフを弾いたり、フィルインからブラストビートっていうのがあったりでしっかり”バンド”してる。
スタートがノイズよりロックなんじゃないでしょうか?ロックのフレーズを超過激化して洗濯機にぶちまけて原型がギリギリ残るぐらいにかき混ぜた感じ。そこらへんが非常階段あたりと違うなと思いました。*1


ライブは1時間ぐらい続きました。そのあいだずっと全力でドラム叩き続けたHIKOさんは正真正銘のバケモノ。最後はシンバルを倒してブチ切れるように退場。
メンバーが一人ひとり退場していって山本さんが最後まで音を出してました。ギター置くときに大音量。こういうさりげない音がかっこいい。


ブーーーーーーンとうなり続けるスピーカー。この日のPAを務めた日野さんがひとつひとつプツンとスイッチを切って、最後にベース・アンプを切ると長いノイズまみれの時間が終了。


ただただスゴかったです。
超過激なノイズであるとともに、バンドらしさも持っていてある種聴きやすくもありました。

*1:非常階段は”ロックのインプロ部分を延々とやる”がスタートらしいですがその逆