2014/04/29 Comin' Kobe 2014(04 Limited Sazabys、打首獄門同好会、GEZAN、円広志、SHISHAMO、踊ってばかりの国、N'夙川BOYS)

10周年を迎えた神戸の無料チャリティ・フェス。舞音楽祭と被ってて悩みましたが今年はこっちを選択!


当日はあいにくの雨。芝生エリアで寝転がって音楽聴いたりができないのが残念。各ステージ間の移動距離があるのでプチフジロックな装備*1で行きました。そんぐらいしていってよかった。ぬかるみも多かったので靴もトレッキングシューズで行ってもよかったぐらい。気温が低かったので室内ステージでも蒸れることなかったのは幸い。それでもなかなかに過酷な環境でした。


例年のパターンだと大学前ならリストバンド交換はほとんど待ちなし……だと思ったらめっちゃ長い列がある。「雨で手間取ってんのかなぁ」くらいに思って約45分かけて並んだ。
しかし並んでたのは意味のない列でした。途中で列は分散しててリストバンド交換所前は待ちなし。駅前で掲げられてた最後尾の札は何の最後尾だったのか。列の途中にも誘導するスタッフは皆無で動線ミスというより誘導放棄。ちょっとこれはヒドイなー。ボランティアがメインってのもあるし大目に見たら、運営に関してはそこまで気になる点は無かったんだけど……さすがにこのリストバンド交換については問題があると思います。
あ、一応フェスなのに傘がOKなのはびっくり。ステージの近くですら開いてる人いました。アレは危険なような。



というわけで見る予定だった撃鉄、韻シストを見逃す。
リストバンド交換した時には、今年の参加を決めた一番の理由の04 Limited Sazabysがまもなく始まるという時間。クロークに寄る時間もないので荷物背負ったままにステージへ〜。



04 Limited Sazabys

野外ステージでFrom 名古屋のメロコア・バンド。最近のお気に入りです。


GENさんの女性みたいな高い声はライブでもそのまま。あの声は強力な武器だなぁ。ひたすら爽やかに突っ走る曲ばかりで勢いがあってイイ!


曲は「Now here, No where」「Do it Do it」「Chicken race」「nem...」など。ライブで聴いて気づいたけど意外とダンサブルなリズムも多い。
最後にやった「monolith」の気持ちよさは格別。イントロのギターから青春一直線です。


荷物持った状態でも楽しめました。
けど次はもっと身軽な状態&マシな足場でがっつりモッシュしながら聴いてみたいな。



打首獄門同好会

外額の体育館のステージで。


到着すると同時にスタッフ(?)からうまい棒を受け取る。うまい棒の曲をやってました。


ヘヴィでカッコイイのにアホ極まりないw
ステージの上にプロジェクターでネタ満載な映像&歌詞が流れてて笑いました。『モモ!』『ツナギモ!』『エンガワ!』『セッセーリ♪セッセーリ♪』と焼き鳥の種類を熱く叫んでいく「ヤキトリズム」なんか無駄に決まりまくってて最高でした。周りもドカンドカンとウケてた。


こんだけアホやっててもカッコイイんよなぁ。
物販宣伝も映像使ってやっててこれまた爆笑でした。カミコベの短い持ち時間の中い打首獄門同好会の魅力をしっかりと詰め込んだもんだ。


GEZAN

体育館のもうひとつのステージで下山 改め GEZAN。


”Happy New Year We are Gezan〜”とほとんど英語で喋るマヒトさん。カミコベにおいて俺らはアウェーという皮肉か、海外出てみろよという挑発か?


神がかってたノイズ新年会のライブよりは落ちるところがありました。決めるところがボヤケてて張りが無いところがあった。
でも熱量で20分攻め倒すパフォーマンスには熱狂されました。「癲癇する大脳たち」のギターがめっちゃかっこよかった!


フロアもツーステやバンザイ踊りみたいなのがない、ただ暴れたいという気持ちのモッシュが巻き起こってた。やっぱりこういうのがいいなぁ。汗ダラダラになるまで騒ぎ通したー。


静の部分をまったく見せない攻めまくりのGEZANでした。
良かったけどノッてる時の下山はまだまだこんなもんじゃないとも思います。やっぱりバラつきのあるバンドだなぁ、と。それもロック。



GEZANを見終わって体育館から出ると腿のあたりに異変が。筋肉ピキーンってなってる。ヤバい、騒ぎすぎたー。
この日初めての食べ物と酒にありついて、ヒィヒィ言いながらワールド記念ホールへと戻って行きました。

円広志

メインステージ・ワールド記念ホールでのライブ。


youtubeにアップされたカミコベ 2012での「夢想花」のライブ映像*2は笑撃的で、今回の機会があるんだからぜひ見てみたいと楽しみにしてました。


登場する前から会場全体からの「ヒロシ!」コールですごい盛り上がり。探偵ナイトスクープの曲でスタートしてさらにヒートアップ。レベルの高い演奏陣に完璧な歌で……こりゃ色々なモノ抜きで純粋に良いライブです。


「2年前のライブが忘れられずにお願いして出演しました!」とのこと。オファーじゃなくて自分からなんだ!
と、盛り上がるMCをしたあとに『あれ、聴き慣れたギターが?』と思ったらまさかの「Born to be Wild」!力強く歌い上げる円広志がカッコ良すぎです。さらにギターソロが下山も凌ぐ脳天にくるロックな音で呆気に取られました。すげーぜ!


スクリーンに大きく映された円広志は「回る?」と言わんばかりにくるくると指を回してます。これは夢想花キタっっ!!www
まさか円広志がまるでメタルコア・バンドのようにサークルピットを煽ってくるとは思いませんでしたw


『飛んで飛んで』ではアリーナ全体が飛んでました。興味本位で見に来て棒立ち客が多い、というよくあるパターンではなく皆が飛び上がって楽しんでた。ここまで盛り上がってるワールド記念ホールは見たことがありません。まさかここまでの人気とは……。
なお『回って回って』のサークルは出来てるところはあまりなかった様子。


最後にもう一曲*3。これが心にしみる歌詞でグッときました。この歌詞に感銘を受けるとは俺もオッサンになったのかなぁ。


ある種の天然記念物的な物珍しさ。そして確かな音楽の良さ。どちらでも楽しめました!



a flood of circle

今年から追加された、ワールド記念ホール横の神戸国際展示場のステージで。


あまり知らないバンドなんですが、次のバンド待ちの間にみてたらこれがチバユウスケを思わせるしゃがれた声でカッコイイ!
曲も勢いのある無骨なロックロールでイイです。
長身の女性ベーシストもステージ映えしました。次に出てくるSHISHAMOとは違うタイプの女性。


これはイイバンドを発見できたかも。

SHISHAMO

現在二十歳(かな?)、現役高校生時代から話題になってた3ピース・ガールズバンド。
最近、異常なまでにハマっててCDをヘビロテしてます。


ガールズ・バンドですが演奏はうまい!各楽器がしっかり鳴ってます。ベースもガッツリした音で主張してて薄っぺらさは感じませんでした。歌もCDと変わらず上手い。
『楽器の上手い女子高生バンドなんてけいおん!のなかだけだろう』と思ってたんですが……目の前にいた!現実世界のHTTを見ていると思うと……恥ずかしい話、感極まって泣いてしまいました。
ギター・ソロやベースが主張するところは前に出てきたりするのは学園祭とかで女子高生バンドがやりそう。


若い女の娘なのに天才的な楽器の才能があって激テク…とかじゃない。逆にそういう人の方がいっぱいいる。SHISHAMOはそこそこレベルの高いバンド曲をしっかり演奏できる。これがものすごく意味あることなんだと思います。HTTだってそうだったから。


セトリは「バンドマン」「僕の彼女ができたんだ」「タオル」「恋する」の4曲。パッと聴いてメチャクチャ良いメロディってわけでもないんですが妙にフィットするんですよね。


終わり方があっさりしてるなどまだ経験値が足りないところはあるけど……ライブで見てもがっかりするようなことはなくkeep on 好きなバンドです。むしろより好きになった。


思い入れ強すぎてまともな判断出来てない気もしますが、この日のベストライブのひとつ。



NUBO

次の目当てのバンドまで観るものがなかったのでウロウロしてたら野外ステージから聴こえてきたバンド。
ツインボーカルメロコア/ギターロックの勢いの中にレゲェの爽やかさやスカの踊りたくなる感じが混ざった感じのバンド。


希望感あふれるメロディにグッときました。ちょいレゲェっぽい土っぽい人間味あふれるルックスも良い。


ロックな曲でもベースがスカなのかな。モッシュより踊りたくなる感覚がありました。
「踊れーっ!」て煽ったインストパートの長い曲があって、皆が足元がぐちゃぐちゃのなかでスカダンスやツーステで踊ってるのがステキな絵でした。


a flood of circleに続いてこれも良い出会いが出来た。これだからフェスはたまらんなぁ。



踊ってばかりの国

体育館ステージにて。
下津さんが短髪になってました。音合せの時点から他バンドとは一線を画す重厚なセッションで始まる前からすごくいい〜気分になりました。


高架下音楽祭では、サイケデリックな色の照明と音が混ざり合ってまさに天国のような音楽を奏でていた名演でした。


「東京」「風と共に立ちぬ」などニューアルバムの曲を演奏。
地味な照明や荒い音で3曲目まで『今日は微妙かな?』と思ってました。いや十分に良いレベルなんだけど『ここは現実か?』と思うほどに夢心地だった高架下のレベルとは程遠い。3年前にカミコベで見た時もイマイチだったし『このバンドはカミコベにハマらないのかなぁ』と思ってました。


しかし最後に演奏したスローテンポの「それで幸せ」が素晴らしかった。しっかりと音を重ねて、音合せの時の重厚さがここで生きてきた。ぼやけた音色のギターを聴いてるとステージを照らす照明が天国から見える光に見えてきて完全に持ってかれました。終盤に音圧の強いギターが入ってきた時は震えた!


涙腺が弱くなってるのかSHISHAMOに続いてまた泣きそうになりました。本気で音楽する人、歌を歌うことを追い求めてる人はこんな空気を出すのかと。いやー、良かった!


N'夙川BOYS

トリは体育館ステージで夙川ボーイズ。


すっかり有名なバンドになったんだなぁ、と。
バンドも客も勢いは落ちてるというか落ち着いちゃったなぁ、という気はします。3年前のカミコベで初めて見た時は地下ステージで満員電車のような極限の状態でもそんな危なさゆえにロックを感じて高まったなぁ、とか思い出しました。


と言いながら「物語はちと不安定」ではブチアガったわけですが。シンノスケが10Mはありそうな照明タワーに素足で登っていき、バーだけの足場でしっかりと立ち上がって握りギターソロ。すごっ!
マーヤもフロアに飛び込む。「Coming Kobeー!」のコール&レスポンスの最後に叫んだのが「地震ファッキュー!」。
僕が見たバンドがたまたまそうなだけかもしれないけど、今年は震災や復興について触れてるバンドが居ませんでした。
2012もまったく同じ状況で、その時にKING BROTHERSとして出演してたマーヤが同じく「地震ファッキュー」と叫んでスカッとしました。この一言がComin Kobeで聴けるのはすごく嬉しい!


トリとはいえ「物語はちと不安定」をやったからもうアンコールはないだろうと思ってたら、戻ってきて短い「フェアリー、フェアリー」をやっていきました。マーヤが腕振ったら音が鳴るパフォーマンス。腕の振り方にしても夙川のマーヤはさっぱりした気がするなぁ。





リストバンド交換までは最悪で『こんなんで一日楽しめるのか?』と不安にもなったんですが、いざ始まると楽しくてしょうがなかったです。
目当てのバンドは良いライブをしてたし、思わぬ出会いもあった。
天候のせいでノビノビと楽しむってのは難しかったけど、泥んこになった踊る野外ステージなど雨は雨なりの楽しさがありました。


今年一発目の野外フェス。楽しかった!

*1:撥水性のズボン + Mont-bellのレインコート

*2:ちなみにこのライブ映像をアップしてるのは円広志が創業したスタジオ246。関西ではメジャーなスタジオでComin' Kobeでも246 STAGEがあり(たぶん)地元のインディーズバンドが出演してます

*3:「ありがとう」という曲らしい