soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/06/03 Thurston Moore @ 梅田AKASO

Sonic Youthのサーストムーアのライブに行ってきました。
Taicoに出てましたがサカナクションの裏で見れなかったので単独へGO!
けっこう泣きそうな客入りでキャパ700のAKASOに100人ぐらいしか入ってませんでした。客の立場としては見やすくていいんだけども。


ステージ上には異常なほど高いマイクスタンド。背高いなぁ。*1
今回はWギターにドラムスのトリオ編成。ドラムは一時期At the drive inや(大量ドラム時代の)BOREDOMSでも叩いてた人です。


ギターのネックを”トトトト”と指で叩いてシンセのような音を出してアンビエントな空間を作っていくギターふたり。サポートのギターもサーストンに劣らず変なギタリストなようです。
しばらくしてソニック・ユースに通じるサーストン節とも言えるギターリフが飛び出す。私はこのギターが大好きで〜。地味でダーティな空気。でも芸術性を感じる。めちゃくちゃカッコイイのです。


サポートメンバーも良い仕事してるのですが、やっぱりサーストンがかっこよすぎる。人が少ないのなんて気にしないよ、と言わんばかりにマイペースにギターを弾く姿に惚れます。
尻上がりにシャウト気味になって叫んで終わるロックな曲があったのですが、決まりまくってて鳥肌立ちました。
まるで友達の家でTV見ながらダベってるようなゆるーいMCも余裕が感じられてかっこいい。なんだろうな、この人の”サーストンムーア”ないし”ソニック・ユース”としかいいようのない空気は。


やりすぎなくらいに何度も繰り返されるリフ。曲が終わるかな…と思ったらまたメインのリフが登場する。しだいにくせになってきます。


セトリは(たぶん)新曲がほとんど。昨年出たChelsea Light Movingの曲などは一切演奏しませんでした。
曲数は5〜6曲とワンマンにしては少ない。一曲が約10分と長いのですが、それでも本編が1時間程度とワンマンにしてはやはり短く感じました。


アンコールはあり。
ソロの代表曲のひとつ「Ono Soul」。この曲のギターはホントにかっこいいですね!


Wアンコールもあり。演奏前に遊びで「移民の歌」とかを遊びで2〜3秒演奏したりしてました。ゆるいなぁ。サーストンの「ア〜ア〜ア〜♪」聴きたかった(笑)*2
最後の曲は「Psychic Hearts 」。過度に盛り上げたりもせずにマイペースに終わりました。




サーストンらしさをたっぷり堪能できました!
人は少ないけど生粋のファンが集まっていたようで場内はほどよい熱気に包まれてました。
スッカスカな音構成なんですが無駄なモノは一切無いし、足りないモノも無い。かっこよすぎる。惚れます。


本当はベースプレイヤーもいるんだけどVISAの関係で今回は来日出来なかったとのこと。必ずフルメンバーで戻ってくる*3と言っていたので楽しみです!

*1:サーストンの身長:198cmらしい

*2:イントロのギターだけで終わりました

*3:ストリングス隊とゴーゴーダンサーも連れてくると言ってました(笑)