soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/06/11 西梅田キャンドルナイト(THE BED ROOM TAPE、Predawn、奇妙礼太郎、リクオ、Orange Pekoe)


電気を消灯してキャンドルの光でゆったりした時間を過ごそう、というコンセプトで全国で行われているイベント・キャンドルナイト。街中に大量のキャンドルが灯される幻想的な光景にはうっとりします。
梅田(大阪)ではアコースティック中心のフリーライブが行われるのが恒例になっています。去年も行ったんですがなぜかレポは書いてなかったです。


キャンドルの大敵はなんといっても雨。しかし当日は不安定な天気。1時間前からすでに微妙にパラパラきてました。


少し遅れて会場に到着するとnabowaのギターのソロ・THE BED ROOM TAPEの最後の曲で奇妙礼太郎を呼んでのコラボ曲「クジラ」を演奏してるところでした。


雨は小雨にもならない程度でしたが、あいにく前の方(=天井がない)で座って見るには少々厳しい雨量。なので後ろのほうで見ることに。

Predawn


小柄でかわいらしいルックスから想像できない落ち着いた歌声。
MCになると不思議キャラが爆発。なんかモゴモゴと意味不明なことを喋ってました。
歌になると途端に大人びて綺麗な英語発音で歌う。このギャップがええなぁ。


キャンドルに囲まれての優しい歌にまったりしました。
やっぱ「suddenly」は良い曲です。


奇妙礼太郎

黒髪に戻ってた奇妙礼太郎さん。ソロで観るのは初。


うーむ、どうもキレがなかったような。
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団でいつも感じる”胸が暑くなってしょうがない!”みたいな気持ちににはなりませんでした。”イェーー!”も少なめ。
一曲が長く曲数が少ないうえ突然にライブが終わったので”まだまだ聴きたりないなぁ”と思ってしまいました。


曲があまり好きではない「天王寺ガール」などで、自分の好きな曲が少なかったってのもあるかもしれません。MCで松田聖子の名前が出た時は「赤いスイートピー」を期待したんだけども……。


なにかの曲中にずーと叫んでる人がいて(合いの手?)”酔っぱらいがおるなぁ”ってつぶやいたのは奇妙さんらしくて面白かった。



リクオ

個人的にはソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンのイメージが強い人です。

ピアノの弾き語り。
一曲目がポエトリーリーディング風で”こういうスタイルなの?”と驚きましたが、そのあとは普通の歌でした。


原発問題やヘイトスピーチなどの人権問題……とメッセージ色の強い歌詞で、いままでの和やかな空気からの急な変化に思わず身構えてしまいました。
ピアノ演奏はポップかつ綺麗でよかった。



Orange Pekoe

アコースティック・スタイルでギターと歌のデュオ。
”オサレやなー”と思わず声が出ちゃう大人のムード。陽気だけどオサレ。

ギターが普段聴くフォークやロックとはリズムが違って面白かったです。


全員セッション

最後は出演者総出演でのシャンゼリゼ
この曲といえばやっぱ目立つのは奇妙さん。ひときわ大きい声で明るいフィナーレを作り出していました。


predawnはビール(?)片手に完全に酔っ払い状態。歌うより盆踊りのような奇妙なダンスを待ってました。翠華ってあんなイメージ(笑)でも歌声はめっちゃ大人びてるのがギャップありすぎて笑えあしw


中盤では奇妙さんが「かえるのうた」を打ち込んだりやりたい放題。BED ROOM TAPEのギター・ソロもたっぷり聴けた。
雨も完全にあがって良い終わり方でした。