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2014/06/13 撃鉄、SUPER BEAVER、Awesome City Club @ 十三FANDANGO

撃鉄1stフルアルバムのレコ発ツアー in 大阪。
”シティ”な部分が前に出てきた新譜の曲がライブだとどうなるのか。また、歪な組合せとも取れるオサレな対バン相手でどんな感じになるのか。興味が湧いてチケゲットです。


意外(?)にも2年ぶりのFandango。なにかと見に行きたいライブがブッキングされなかったんですよね。
久しぶりに店長にチケットを切ってもらって入場〜。客は若い女性が7割くらい。スーツ姿だと若干のアウェー感があったり。
でもFandangoの雰囲気があるからプラマイゼロって感じでしょうか。

Awesome City Club

二日後のDum Dum Partyにも出るのでチェックはしてました。「へぇ、なかなかセンスのあるバンドだなぁ」「Fandangoで見れるからDum Dum Partyではスルーしてもいいかな」ぐらいの興味だったんですが……めっちゃくちゃ良いライブをして一気にドハマりしました!


ドラム、ギター、ベース、キーボード、サンプラーパッドといった楽器を使用。曲によって担当楽器が変わったりするとこなんかcero的。自分のイメージでは東京的とも言い換えれます。
モデルみたいにかわいいコケティッシュな女性キーボード、Gary Clark JR.みたいなファンキー渋いギター、メガネ草食系なボーカル、微アフロで時にラップも披露するベース、ドラムの女性は笑顔で叩いてて少年ナイフ的インディーズムードがあります。キャラが濃い&ごった煮!
キーボードの娘がThe Garden*1のTシャツ着てたのもポイント高い。The Garden着てるバンドがセンス悪いはずがありません!


ユラユラと揺れるレイドバック感 & 色んな要素をミックスした音楽的な遊び心。ミツメとceroの間と言いましょうか。”シティ”度全開の洗練された楽曲群が素晴らしい!
一番ヤラれたのは気怠いレイドバック感の方。高いビルから夜景を見ている気分になるムード。びっくりするほど”シティ”です。アルコール無しでもほろ酔い気分になれそう。チルウェイブとかのアンニュイ感もちょっとあるかな?


演奏してる雰囲気もすごくいいです。クールに決めながらも確実に音楽を楽しんでるのがわかる。特にニッコリ笑うベースと肩を揺らすノリ方がくせになるキーボード動きが好きになりました。


曲ではパッドで刻むクラップのリズムが癖になってくる「Jungle」という曲が気に入りました。というか全曲良かった!


まだ結成一年らしく、音源もSound Cloudぐらいしかないのだとか。「いま一番のポテンシャル持ってるバンドなんじゃないか?」と思いました。野外フェスとかで聴いてみたい!One Music Campか舞音楽祭あたりで呼んでくれませんかね?




自分は関西のバンド/シーンは大好きで「大阪に住んでてよかった」といつも思ってます。でもceroやTNBそして今回のAwesome City Club……と”東京”の良さってありますねぇ。

SUPER BEAVER

優しさに包まれたエモ/パワー・ポップ系。
バンプみたいな穏やかさとUNISON SQUARE GARDENみたいな爽やか熱いロック、ってな印象を受けてYoutubeでPVを見た時「このバンドが撃鉄と対バン?!」と驚きました。


ラジオで流れて普通の人たち(=Fandangoと縁が無いような人たち)でも気に入りそうなスタイリッシュさではあります。しかしなるほど、表現方法はキザ(?)ではあるけど熱い。メッセージを叩き込むようなMCとステージングでした。
レゲェ系の人みたいな濃い顔のドラムは、マイク無いのに顔を全力で歪ませながらずっと歌っててこれまた熱いな、と。


MC聴いてるとどうやら京都大作戦に出るような位置にまでいるバンドらしいですね。自分は京都大作戦勢やロキノンとかもいけるクチなので普通に良かったです。なんどかメロディにぐっときた。
サウンドはやはり撃鉄とは遠い位置にある。でもライブで見え隠れする姿勢は撃鉄に通じるナニかがありました。


撃鉄

照明が暗転していきなり「coolなとき忘れたJapanese」のイントロが始まりました。この始まり方はカッコよすぎる!


天野ジョージさんを中心にバンド全体の運動量は減ってるなぁ、と。人外な動きはほとんどしなくなった。
客全員にティッシュを配って、タオル回しならぬティッシュ回しを慣行するなど変なこともやってますが、全体的には奇天烈な要素は抑えめになってる。やはりちょっとさびしい。
ベースサイドで見てたんでじっくり見てたんですが……良いフレーズ弾くなぁ。


1stフルからの曲が中心ですが、ミニアルバム『撃と鉄』の曲の方がどうしても盛り上がってたように見えました。個人的には完全にそっち。「部屋」「ヨルテツ」「P.S.」とかイントロが聴こえた瞬間にウワァってなります。


新譜からも「ハイウェイ」などグルーヴのある曲はかなり良い。本編最後にやった「ろっぽんぎ」も”シティ”な感じでブワッときました。撃鉄のライブでこういう感動の仕方をするとは思わなかった。


アンコールはおなじみの「場違い」。急かすような演奏に合わせて天野ジョージさんがしょーもないことをするのがお約束のこの曲ですが、今回は騒ぎすぎて破けてしまった豹タイツをがんばって履くという、前代未聞のしょーもない終わり方でしたwなんでこんなコトを死ぬほど必死の形相で出来るんだろうwww


ある種、ライブ全体で押しと引きが出来るようになったとも。1stフルの曲があるから『撃と鉄』の曲が(動の方面で)映えるところはあるのかな、と。
昔のままの撃鉄を期待するとちょっと不完全燃焼になるかも。今の撃鉄を100%受け入れるには、しばし時間がかかりそう。でもこの日のライブですごく楽しい気分になったは間違いないです。





個人的にはAwesome City Clubが一番手にしてがっつり僕のハートを持っていっちゃいました。ネットでは”撃鉄も注目してる〜”みたいな記事がありますが、撃鉄の目指してるシティな部分をすでに完成させちゃってるのがAwesome City Clubなんじゃないかな?
良いバンドに出会えました。Fandangoの雰囲気とも合ってた。ってかやっぱ良いハコですね〜。

*1:まだそこまで有名になってないけど、最近見つけてめっちゃ気になってるバンドです