soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/06/30 グッドラックヘイワ、奇妙礼太郎、MaNHATTAN @ JANUS

relaxing nightというイベント。椅子ありスタイルのJANUSでMaNHATTANとグッドラックヘイワ。ゲストに奇妙礼太郎というラインナップ。MaNHATTANが主催なのかな?



MaNHATTANは大好きなバンド。ここのところライブがなかったのでめっちゃ嬉しかったです。物販で聞いた話ではライブは2年ぶりだとか。


予約の返信がすごく丁寧で好印象だったんですが、当日の入場受付はちょっと残念な感じなのがショックでした。*1
客は女性客がめっちゃ多い。男女比が3:7くらい。グッドラックヘイワ効果だろうか?

グッドラックヘイワ

SAKEROCKのキーボード野村卓史さんとドラムの伊藤大地さんのインスト・デュオ。


大地さんが口笛をよく吹いたりとほっこりする明るい曲調。でも演奏力は激高なのはさすがこの2人。SAKEROCKのアホな部分を抜いたようなイメージが浮かびました。
youtubeで予習して勝手に期待してた大地さんのドラムソロが無かったのは残念。


キャッチーな要素は抑えめで個人的にはそこまでグッとくるものはなかったかな。





奇妙礼太郎

トラベルスイング楽団はよく見るけどソロは何気に二回目。


天王寺ガール」からスタート → 「漫画」と続くのは先月のキャンドルナイトと同じ。
なんか最近の奇妙さんのMCは後ろ向きな笑いを誘うMCが多い気がします。そのネガティブさがハンパないので吹き出しちゃう。


セトリはカバー曲がほとんど。
個人的なハイライトは松田聖子の「赤いスイートピー」。youtubeで見て前から一度は聴いてみたいなと思ってたけどついに歌ってくれました。すごいですねこの曲は。大きなドラマが展開するわけじゃないけど、女性の気持ちを見事に描いた歌詞。それにメロディがベストマッチ。音程の上がり下がりがミリ単位で歌詞の女性の心情を表してるみたい。聴きながらずっと心の中で「うわぁ!うわぁ!」ってなってました。
「いまに比べて80年代〜90年代の曲はよかった」とか言ってるの見ると「今も良い曲はいっぱいあるよ」と反発してましたが、これを聴くと「あぁなるほど」と言わざるを得ないかも。



赤いスイートピー」一曲でとりあえずこの日のチケ代は回収できたぐらいに満足でした。聴けてよかった。




MaNHATTAN

ついにやってきました、MaNHATTAN!またライブ見れるのをどれだけまったか〜。


かなり速めで演奏された「Far Trance」から。速すぎてなんだか3人のやりたいBPMが噛み合ってない気がしました。濱本さんのドラムが走りぎみに突き進んで藤井さのキーボードが少し遅れ気味に追いかけてく感じ、続いても好きな曲を連発してくれるんだけど……どうもテンポが。このズレがダブと言えばそうかもしれないけど私は違和感の方を強く感じてしまいました。
一番好きな「Gelo」も次松さんのスネアのパートで3人のコンビーネーションが崩壊しそうになってたような……。


とはいえ、もちろん良かった場面もあって。ゆるーいMCを挟んでから「Giant Stamp」のイントロがうっすら聴こえてきたときはゾクッとしました。そのまま曲へ突入。かっこええ!
新曲(たぶん)も一曲。キュッとしたキメが多くてちょっとだけEDMを感じました。いままでには無かった感じかな。


かなり批判的に書いちゃいましたけど、バンド/楽曲ともすごく良いんですよ。ただ僕が思ってたMaNHATTANとリズムの取り方があまりに違うので戸惑ってしまいました。


このテンポが定着して僕が慣れるのか、バンド側が昔のテンポに戻ってくのか。それともずっと違和感を抱え続けるのか。どうなるかわからないけどそれを知るためにもとにかく継続して活動してほしい!


あと次松さんがさっぱりしたフルカワユタカみたいな髪型になってて異常なほどにかっこよくなってました。





アンコール(全員セッション)

アンコールもあり。”このあとまだあります”と断っておいて、まずはMaNHATTANだけで「xoo」。後半のリズムがガラッと変わるところからかっこよかったなー。




最後は出演者全員でセッション。準備しながらみんなでMC。次松さんのここじゃ書けないレベルのヒドい発言には笑いました。


曲は奇妙礼太郎さんの「スイートソウルミュージック」をカバー。定番の「シャンゼリーゼ」かと思いこんでたからびっくりしました。そしてテンションあがった!このメンツだとこの曲かもですねー。


野村さんと藤井さんのキーボードふたりはバックもソロもこなしてお見事。
大地さんはスネア(リムショット)だけでしっかりと味付けしてました。さすが。濱本さんがドラムソロやってほしそうな顔で見つめてたような気も(笑)。見つめるのは常時なんで真意はわかりませんがー。
次松さんもシンセベースで自由自在に絡んでいくのがすごい。歌は一切歌わなかったです。
そしてほろ酔い……いやそこそこ出来上がってた奇妙さんの歌。
10分くらい演奏してたのかな?いつまでも続きそうなセッション。ステキでした。



イスがあったおかげでイベント名通りリラックスした気分で見れました。と同時に立って踊りながらも見たい。とにかくまた見たい。良くも悪くもまた見たい。そんな久しぶりのMaNHATTANでした。

*1:先行メール予約組は17〜18時にチケと引換。18:30からの入場。チケ未引換の人はプレイガイド組が全部終わってから入場。早く予約したほうが後ろに回されるってのはちょっと……。平日の18:00前に引換するのは厳しいです。受付の人もあんまり感じよくなかった……