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2014/07/12 ROKKO SUN MUSIC 2014(YOUR SONG IS GOOD、ハンバート・ハンバート、NONA REEVES、FRONTIER BACKYARD、THE MICETEETH)


兵庫県・六甲山のフェス。前から興味はあって今年初参加してきました。


毎年のように山のトラブルに悩まされてるのでも有名なこのフェス。台風で中止、濃厚な霧、大雨、会場変更……。冗談みたいに不運がヒットしてます。
今年も直前まで台風が迫ってて「ヤバい!」と思いましたが、予報より台風が早くに通過してくれて完全なフェス日和に!空は曇ったり晴れたりを繰り返してたけど雨は一度も降らず、霧もなし。


六甲山のシチュエーションは最高ですね。山の上にあるカンツリーハウス(公園)の一角で開催されています。フェス客だけじゃなくて子供連れの家族や大学生グループなんかが思い思いに遊んでる。そんな幸せそうな光景がステージの後ろに見えます。
ステージ前はスタンディングエリアになっているので、みんな後ろの方にイスやシートを敷いて荷物を置いてる。ほがらか〜。
会場内にフードを売ってる店もあるけど飲食物は持ち込みOKだそうな。
子供連れも結構いました。ほがらかな〜。人口密度もぎゅうぎゅう詰めにはならない。スッと前にいける。
全体的にガツガツとしてない、のびのびと音楽を楽しめるフェスです。


難点は会場までのみちのり。最寄り駅から会場までに1時間半もかかるとは思わなかった。フェス客に加え登山客も多いのでバスになかなか乗れませんでした。一組目のThe Chef Cooks meは見逃してしまいました。


YOUR SONG IS GOOD

最初にしゃべりまくってたけどそのあとはMC無しでぶっ続けで演奏。


ユアソンはとにかく暑苦しいまでに全力なパフォーマンスをするバンド、というイメージがありました。陽気に大盛り上がりしてスカバンドみたいなパーティー感がある印象。


しかし、久しぶりに見たユアソンはジャムトランス・バンドみたいにスマートに高めていく音楽スタイルでした。フレーズの反復やちょい宇宙的なフレーズでどんどん昇っていく感じ。こりゃ踊っちゃう。めっちゃカッコイイ!
六甲山の好シチュエーションとすばらしい音楽で早くも楽しくて仕方がなくなってきました。


ラストは「The Cosmos」。これなんかまさにトランサブルなジャムな曲の代表格でしょう。
早い出番だったけど一番人気だった気もする。客がみんな好きなように踊ってて良い空間でした。


ハンバート・ハンバート

男女二人組みのデュオ。


洋楽を日本語歌詞に代えたカバーなどを歌っていました。牧草的で心が洗われるよう。


女性ボーカルの遊穂さんは小柄でかわいらしい人。MCではフワフワ〜っと天然っぽい発言を連発してました。”フェスは行かないけどフェスっぽい帽子買った”と急に披露したり。
仕草がアニメのキャラみたいでとにかくかわいらしい人です。ライブ中に周りから「かわいい〜」という声を何度聴いたことか。


歌になると澄んだ声で一気に引き込まれる。深みがある声であると同時にポップソングにも対応できるくっきりした輪郭のある歌声なのがいいですね。


カバーってのも良い。名曲をこのシチュエーションで聴けるのは最高の贅沢。
と同時にオリジナル曲の破壊力も半端ない。
対話するように二人が交互に歌う「おなじ話」では温かいメロディに泣きそうになりました。
さらにこれまたグッドメロディな「ぼくのお日さま」で再度泣きそうになる。


陽も良い感じに雲に遮られてゆったり聴けた。ここの会場は後方でイスに座っててもしっかりステージが見えるのがいいですね。
可愛らしさと感動を振りまいて去って行きました。

NONA REEVES

初見。どんなバンドかもほとんど知りませんでした。ボーカルの西寺郷太マイケル・ジャクソン博士としてたまにテレビで見かけますね。


思ったのは”レキシに近いなぁ”。活動暦18年らしいのでこっちが先だろうけど。良い意味で時代が古いというか。当時のJ-POP/ディスコの空気を現代に持って来ちゃったみたいな。ダサくなるギリギリのキラキラ感。


めちゃくちゃ熱中する、って感じではなかったけどまったりポップな曲を聴けてなかなかよかったです。

FRONTIER BACKYARD

キーボード×2、ボーカル(たまにキーボード)、ギター、ドラム。ベースレスの変わった編成。キーボード(シンセベース)は元Riddim Saunterの太一さん。ドラムからキーボードに転向しても盛り上げるがうまいのは変わらない。


日本人離れしたスタイリッシュなメロディと見え隠れするパンクな部分のバランスが良いです。


最初2曲はまったりとした始まり。”あれ?今日はこんなモード?”と思ってたら徐々にテンションアップ。僕も気づいたらステージ前で踊ってました。


ハイライトは1stの「Hope」。煽られてタオルをまわしながら踊りまくる客たち。後半タガミさんが旗をもったシゲさんを引き連れて客席に降りてきて、そのまま坂を駆け上がっていく。ついには客席の一番奥までいって歌ってました。こりゃお祭りだー。



バンド自体が10年選手。メンバーのキャリアを考えるとAIR JAM世代を盛り上げてきた大ベテランなだけあって客を楽しませる術を知ってるなー。


THE MICETEETH

野外でMICETEETH。今回はこのために来たと言っても過言ではありません。



本格的なオーセンティック・スカを奏でながらも2009年に解散してしまった大阪のスカバンド


ライブが始まったのは夕暮れ時。オーセンティック・スカ/ロックステディにちょうど良い時間帯。サウンドチェックでドラムがたたき出すリズムがもうスカ/ダブな感じでたまらん!


はじまりは「Butterfly pussy」。僕が一番好きなアルバム『Baby』の一曲目です。この時点で気分は最高でした。
スカのリズムが気持ちイイ〜〜〜。次松さんの声の良さ。染みるわー。


MICETEETHのTシャツを着てる人もちょこちょこいたから盛り上がるかと思ったけど意外と客は大人しめで”もっと踊ればいいのに”とか思ったり。
でも運よくまわりに”自分の踊りを踊って完全に気持ちよくなってる人ら”が発生していたので私も臆することなく曲の世界に入りながら気持ちよく踊れました。


次松さんから「グラコロじゃなくてフィレオフィッシュになります。つまりレギュラーになります」とのMC。バンドが再始動するという意味だったらしい。同日にネットではニュースになってた各地でも騒がれてたみたいですけども、現場じゃよくわからなかったw


「あいのけもの」「one small humming to big pining」「ムーンリバー」と素敵な曲が演奏されると酒もどんどん進んで*1、自分の中のスイッチが完全に入っていきました。音楽に身体を動かすのが気持ちよくてたまらない状態。


そんな状態で「レモンの花が咲いていた」。大好きな曲です。いや〜幸せだった。
そこから「THE SKY BALL」に繋げるのがヤバかった。この2曲の相性がこんなにいいとはっ!
最強に気持ちい2曲で終わり。アンコールは無し。


最高に気持ちよかった。けど物足りない!一番気持ちいスイッチが入ったと思ったら終わってしまいました。「霧の中」とか「Brown」とかもっと聴きたい曲もある!再始動で長めのライブを見れるのに期待です。



MICETEETHのアンコールの代わり(?)に登場したクロージングDJ。802の人らしい。
ハッピーになれるSpecial Othersの「Wait for the sun」がいきなり流れて、みんなめちゃくちゃ楽しそうに踊ってる!笑顔で帰り支度してる人もいる。その幸せな光景を見てると泣きそうになってきました。


4曲だけと短かったですが選曲はかなりよかった。しかも最後のセレクトがオザケンの「ラブリー」!空気読みすぎでしょう?!最高でした。TaicoのNick the Recordに通ずる最高さ。イベントのメインではないけど最高の気持ちでクローズしてくれる。
この瞬間ROKKO SUN MUSIC最高!!!と叫びたくて仕方がありませんでした。



良いフェス!
客層もよかったです
。踊りたい人らが集まって、適度に、がっつかずに楽しんでたのがすごく印象的。知ってる曲にしか反応しないミーハー層、音楽を聴かないで騒いでるパーティー層がいない、もしくは目立ちませんでした。


今回は天気がよかったけど、ウワサの霧の六甲山もちょこっとだけ経験してみたいかも。


思ってたより小規模のフェスでしたが……想像以上に楽しかったなぁ。

*1:最初の一口飲んだ分だけチューハイを追加してくれるサービスがヤバイ